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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

●ジュニア女子3回戦(一部)
木原(JOCエリートアカデミー) 8、5、7 高橋(遊学館高)
出澤(大成女子高) 5、7、7 相澤(聖和学園高)
小塩遥(JOCエリートアカデミー) 2、0、1 三村(芦屋学園中)
張本(木下グループ) 8、11、2 立川(進徳女子高)
村上(香ヶ丘リベルテ高) -8、9、7、8 小塩悠(石田卓球クラブ)
木塚(済美高) -8、7、9、9 山崎(宇都宮文星女子高)
大藤(ミキハウスJSC) 2、5、1 阿部(済美高)
花井(武蔵野中・高) −5、4、5、−7、7 相馬(遊学館高)

スーパーシードが登場するジュニア女子3回戦。優勝候補の一角であるカットの相馬が敗れる波乱があったが、その他の有力選手は4回戦(ベスト32)に駒を進めた。

男女を通じて今大会の最年少、小学5年生の小塩悠菜は1ゲームを先取したが、村上の威力あるフォアドライブに押され、シェークに持ち替えてのカットもなかなか通じず。「相手が強かったです。ドライブに威力があって、あまり自分の良いところを出せなかった」と試合後に語った。「今大会はふたつ勝つことが目標だったので、年上の相手に2回勝てたので良かった。緊張はあまりしなかったです。次の目標は全日本ホープスで優勝すること、将来はオリンピックで金メダルが獲りたい」(小塩悠)。

ちなみに試合中のペン表とシェークカットの戦型のチェンジは、基本的にレシーブ時にシェークカットになるが、切り替えるタイミングは「とっさの判断」とのこと。レシーブ時にラケットが台の下に隠れるので、相手にとっては相当やりにくいだろう。好きな選手は、意外にも「侯英超選手です」。姉・遥菜選手に教えてもらって、バックはカット、フォアはドライブで攻めるプレーを参考にしているという。

そして圧巻のプレーを見せたのが姉の小塩遥菜だ。2ゲーム目に10−0のゲームポイントから、カットで相手をフォア側に寄せて、フォアサイドからフォアドライブで反撃。サポートを迂回して「横入れ」で打ち抜き、涼しい顔でベンチに戻っていった。世界ジュニアでも挑戦していた、ゲームポイントでの「横入れ」。遊び感覚で普段の練習に取り入れているというが、この大舞台でも平然と決めるとは……。恐るべきプレーヤーだ。

下写真左は小塩悠菜、右は前回一般で準優勝の貫禄を見せてストレート勝ちの木原美悠
  • 小塩悠菜、これからどのような成長曲線を描くのか?

  • ジュニア初戦はストレート勝ちの木原