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全日本卓球選手権大会

●女子ダブルス決勝
伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命) 3、9、−7、8 芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/ミキハウスJSC)

女子ダブルス決勝は、伊藤美誠/早田ひなの「みまひな」ペアが3連覇を達成!
昨年と同じ顔合わせとなった決勝、同じく2ゲームを先取した後の3ゲーム目を落としたが、ラリー戦では常に集中力の高いプレーを見せた伊藤/早田。1ゲーム目の10−3、2ゲーム目の10−9でのゲームポイントでは、伊藤がバック表の変化ショートで得点し、攻撃だけのペアではないところを見せた。

4ゲーム目の終盤、8−7の場面でも伊藤がバック面の表ソフトで、ラケットを横にスライドさせる「ワイパースイング」の変化ショートを繰り出し、得点。さらに伊藤のフォア前からのバックレシーブで、10−8とチャンピオンシップポイントを握り、最後は伊藤のアップ(上回転)の巻き込みサービスに大藤のレシーブドライブがオーバー。テクニックと引き出しの多さを見せつけた、文句なしの3連覇だった。

これで伊藤は3年連続3冠の偉業まで、あと2勝。明日朝10時スタートの女子シングルス準決勝で、伊藤と早田が相まみえる。

★伊藤美誠/早田ひなペアの優勝インタビュー

伊藤美誠「決勝は去年と同じペアとの対戦で、すごく楽しみでしたし、自分たちのプレーを出せたので楽しんで試合ができたかなと思います。まずは自分たちのプレーをしようと思って、準決勝・決勝とすごく良い流れで試合ができた。久々に自分たちらしい試合ができたと思います。
 本当に半年以上ぶりに早田さんとペアを組んで、初戦からすごく接戦だったんですけど、試合をするごとに自分たちの良さが出たし、お互いに実力が上がっているのもわかった。毎試合、毎試合楽しくて、『あ、ダブルス終わっちゃったんだな』と。もっと試合をしたいです。今大会は毎試合、目の前の試合をやり切るのが目標なので、シングルスでも自分らしいプレーをして、楽しんで試合をしたい」

早田ひな「本当に楽しく試合ができましたし、1ゲームは取られたんですけど、4ゲーム目はしっかり『みまひな』らしいプレーができました。世界選手権後はペアを組むことがなかったんですけど、個々の実力が上がった分、ペアを組んでも最初からマッチした。試合をするごとに自分たちらしさが戻ってきて、良いプレーができました。
 (明日10時から伊藤さんとシングルス準決勝で対戦しますが?)去年も同じような流れでしたけど、本当は(10時からではなく)11時から試合をしたかったですね(笑)。ふたりともよく寝るので。でもお客さんに良いプレーが見せられるよう頑張りたいし、一本一本集中してプレーしたいと思います」
  • 伊藤/早田、攻守とも幅広いプレーを見せた

  • 優勝インタビューも試合中も、笑顔が絶えなかった

  • 2年連続2位の芝田/大藤だが、サービス・レシーブの対応力は上がっていた