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全日本卓球選手権大会

 男女ダブルスの表彰式終了後、優勝会見に臨んだ伊藤美誠/早田ひな。昨年の世界選手権個人戦でペアを組んでから長いブランクがあったが、今年の年明けに3日間、ダブルス中心の練習を行った時、全く違和感はなかったという。以下はふたりの優勝会見でのコメント。

★伊藤美誠の優勝会見
「本当に初戦からすごく接戦をものにできて、さらに今日の準決勝・決勝では去年より良かったんじゃないかという試合。半年以上組んでいないけど、個々の力が上がったのもわかっているし、自分たちらしいプレーができて、すごく楽しめた。
 
決勝では相手ペアは去年より技術やプレーが変わっていて、本当に接戦だったんですけど、自分たちは落ち着いてプレーしたり、コースを突いたり、私らしいところ、ひならしいところが出せた。最後まで笑って試合ができたところも自分たちらしいのかなと。お互いにダブルスで優勝して良い流れだし、すごく明日の(女子シングルスの)試合が楽しみです。
 
早田さんは技術の幅や戦術の幅が広がったし、去年よりずっと落ち着いてプレーできる選手になった。今までも考えてはいるけど、普段は声を出して気合いを入れるタイプ、それがすごく落ち着いて考えたり、接戦でもしっかり考えてアドバイスしてくれたり、アドバイスを受け止めてくれたりする。私もプレーしていて考えやすかった。

ダブルスのブランクへの不安はまったくなかった。年始に3日練習させてもらった時はダブルス中心でしたけど、感覚もよくて本当に半年ぶりかっていうくらいだった。国際大会でも混合ダブルスのペアはずっと組んでいたけど、女子ダブルスでも調整が利くペアでした」

★早田ひなの優勝会見
「今年も女子ダブルスの試合前に、(混合ダブルスに出場する)伊藤選手と練習ができないところからスタートして、私としてはその女子ダブルスが全日本初戦なので緊張する。それでも初戦から伊藤選手に引っ張ってもらいながら、決勝ではふたりで1点取ることに集中できたのが3連覇につながった。

私が中陣・後陣から打って、伊藤選手が前陣から仕掛けていくのが「みまひな」スタイルですけど、それが逆になっても点が獲れたり、伊藤選手が前についても点が獲れたり、いろいろなパターンで点が獲れるようになった。最後で一本、入れるだけではなくて回転量を増やしたり、コースを突いたり、そこがうまく連係した。ダブルスでは3連覇したんですけど、明日はしっかりお互いにシングルスの準備をして、お互いに良いプレーがしたい。お互いが120%の力が出せるように頑張りたいと思います。

伊藤選手は前陣でのプレーがうまいんですけど、ミックスをたくさん組むことで男子選手のボールも受けるようになって、打たれても大丈夫、獲れるという安心感がある。下がって後陣でのプレーでも盛り返せる力強いプレーが出てきて、ミックスを組むことでそこが上達したんだなと思う。本人も自信を持ってプレーしているんじゃないかと思う。年始に三日練習して、1日目は「本当に半年ぶり?昨日組んだっけ?」というくらい噛み合っていました」
  • 女子ダブルス表彰での伊藤/早田ペア

  • 優勝会見に臨む伊藤/早田ペア