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中国リポート

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 遼寧省鞍山市で行われていた全中国選手権は、9月16日に最終日を迎え、個人戦5種目でチャンピオンが決定。お伝えするのが遅くなりましたが、男女シングルスの上位結果、ダブルス3種目でメダルを獲得した選手は下記のとおり。

〈男子シングルス〉●3回戦
梁靖崑(河北海潤) 6、ー8、ー10、13、8、0 王楚欽(北京市)
于子洋(山東省) 7、ー9、ー6、ー9、7、7、7 閻安(北京市)
●準々決勝
周雨(解放軍) 3、5、ー10、ー10、10、7 林高遠(広東省)
梁靖崑 8、3、10、9 劉丁碩(山東魯能)
方博(山東魯能) 7、9、5、ー8、ー10、8 周愷(解放軍)
周啓豪(広東省) 5、ー8、13、7、5 于子洋
●準決勝
梁靖崑 12、10、10、7 周雨
方博 10、7、5、ー2、ー9、10 周啓豪
●決勝
梁靖崑 ー12、5、8、9、8 方博

〈女子シングルス〉●3回戦
陳幸同 ー1、11、4、ー5、ー9、8、7 陳夢(山東省)
●準々決勝
朱雨玲(四川省) 9、ー9、5、10、ー9、ー7、3 孫穎莎(河北省)
王曼昱(黒龍江省) ー5、8、8、4、ー6、5 楊惠菁(四川省)
武楊(山西省投資集団) ー10、ー16、6、6、5、8 陳幸同
丁寧(北京市) 6、4、5、7 馮亜蘭(湖北省)
●準決勝
王曼昱 ー6、6、ー7、7、8、4 朱雨玲
丁寧 4、5、7、7 武楊
●決勝
王曼昱 ー11、9、7、9、6 丁寧

〈男子ダブルス〉
優勝:張超/尚坤(広東省/上海市)
準優勝:徐晨皓/周愷(解放軍)
3位:鄭培峰/方博(福建省/山東魯能)、于子洋/劉丁碩(山東省/山東魯能)

〈女子ダブルス〉
優勝:朱雨玲/陳夢(四川省/山東省)
準優勝:木子/顧玉ティン(解放軍/山東省)
3位:馮亜蘭/文佳(湖北省/遼寧省)、孫穎莎/陳幸同(河北省/遼寧省)

〈混合ダブルス〉
優勝:王楚欽/孫穎莎(北京市/河北省)
準優勝:林高遠/王曼昱(広東省/黒龍江省)
3位:梁靖崑/陳幸同(河北海潤/遼寧省)、夏易正/車暁㬢(河南民生薬業)

 男子の馬龍、許シン、樊振東、女子の劉詩ウェンなど、団体戦には出場した選手が多く欠場する中、男子でタイトルをつかんだのは梁靖崑(リァン・ジンクン)。河北省所属の選手としては、75年大会の王文栄以来、実に43年ぶりの優勝だ。

 「これはまだスタートライン、今後も努力を続けていきたい」と言う梁靖崑は1996年10月20日生まれの21歳。97年1月生まれの樊振東とは、日本でいえば同じ学年(大学4年生)に当たる。先輩の馬龍という壁にぶつかりながらも、着実に成績を残してきた樊振東に比べ、梁靖崑は好不調の波が激しい。13年全中国運動会で馬龍と接戦を演じ、15年世界選手権でシングルス代表に抜擢されていたことを考えれば、この4年は伸び悩みの感があったが、この優勝を足がかりに再起したい。

 女子シングルスは劉詩ウェン以外は出場し、上位はハイレベルな戦い。王曼昱が初優勝を飾った。決勝の丁寧戦は、176cmの王曼昱と171cmの丁寧による超ハイレベルな打撃戦。お互いに両ハンドでストレートを厳しく攻め、好ラリーの連続となったが、2ゲーム目5ー9のビハインドから逆転した王曼昱が、優勝へ突っ走った。食の細さも改善されつつあるという大器が、いよいよ本領を発揮してきたか?
  • 梁靖崑、まずは来年の世界選手権個人戦の代表入りを目指す

  • 体幹が強くなり、体勢が崩れなくなった王曼昱(写真はともに17年全中国運動会)