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中国リポート

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☆☆☆ 女子第4節 7.7 ☆☆☆
北京首創 3-0 八一工商銀行
深セン長園新材 3-2 河北金能
上海電信理工 3-2 遼寧鞍鋼
重慶康徳遠景 3-2 江蘇麗華快餐
山東魯能 3-1 北大方正

◎世界チャンプ郭躍が思わぬ苦杯、注目の一戦
[上海電信理工 3-2 遼寧鞍鋼]
 帖雅娜 -9、-7、9、7、-9 王楠○
○饒静文 -4、9、9、6 郭躍
○饒静文/劉娟 9、10、-8、-7、7 王楠/常晨晨
 劉娟 -5、-7、7、-9 郭躍○
○帖雅娜 -9、6、7、9 常晨晨

・9勝9敗で5位と不本意なシーズンに終わった昨季のリベンジを果たすべく、新世界チャンピオン・郭躍と王楠の2枚看板で開幕3連勝と、絶好のスタートを切った遼寧鞍鋼。しかし、4試合目で思わぬ相手に足元をすくわれた。
 この波乱を演出したのは、上海電信理工の2番手・饒静文(ラオ・ジンウェン)。1985年3月26日生まれの22歳、長身の右シェーク異質攻撃型(フォア裏ソフト+バック表ソフト)。代表経験は少ないが、国家チームの代表選抜リーグなどでも、たびたび上位選手を破っている。この一戦では、2番で郭躍を破り、左ペンドライブ型の劉娟と組んだダブルスでも勝利。ラストにつないでエース・帖雅娜の勝利を演出した。

 その他の試合では、深セン長園新材が牛剣鋒・白楊のいる河北金能に競り勝ち、男女を通じて唯一の4戦全勝。チームのメンバーは昨シーズンまで福原愛が所属していた広東佐川急便と同じで、広東省チームに違うスポンサーがついた形。正直言って地味なメンバーなのだが、チームワークの良さとエース・劉詩ブンの急成長が躍進のカギか。脇を固める曹幸ニィ・麦楽楽らベテランも貴重な働きを見せている。また、ベテランの左ペンドライブ型・李楠(99年世界3位)のいる重慶康徳遠景が今季初勝利を挙げた。

Photo上:饒静文(右)/劉娟のダブルス(写真は05年8月/超級リーグ岡山大会)
Photo下:深セン長園新材の3番手はベテランの曹幸ニィ(女+尼)。昨年は福原愛ともダブルスを組んでいた(写真は05年6月/超級リーグ開幕戦)