スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート
 今日24日の午後6時(現地時間:午前11時)、ギリシャのオリンピア遺跡で、北京五輪の聖火の採火式が行われる。国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長や、ギリシャのパプーリアス大統領なども出席し、ギリシャの女優ナフプリオトゥさんが採火する巫女(みこ)の役を務める。中国からは北京オリンピック組織委員会(BOCOG)のホームページの特約記者として、今や世界的女優となったチャン・ツィイー(章子怡)が採火式を取材するとのこと。

 24~29日まで、ギリシャ国内を回る聖火リレー。そのランナーの中には、中国から来たふたりの元名選手も含まれている。ひとりは04年アテネ五輪の競泳・100m平泳ぎで金メダルを獲得した羅雪娟(ルオ・シュエジュエン)、そしてもうひとりが北京五輪選手村部の副部長を務めている卓球界の元女王・トウ亜萍だ。
 これまでにシドニー五輪、アテネ五輪、トリノ冬季五輪でも聖火ランナーを務めているトウ亜萍。しかし、これまで3回はいずれも中国国内でのリレー参加で、五輪の聖地・ギリシャでの聖火リレーは感慨深いものになりそうだ。採火から6番目の聖火ランナーを担当する。

 ところで、太陽光線を一点に集める凹面鏡に聖火トーチをかざすことで行う聖火の採火式。残念ながら、今日24日の現地の天気予報は雨。昨日行われたリハーサルでもあいにくの曇り空だったそうだが、心配はご無用。事前に採火しておいた種火を使って採火式が行われるそうだ。これから8月8日に行われる北京五輪開会式まで、5大陸での聖火リレーが行われ、4月26日には日本の長野市を走る予定だ。

Photo:04年五輪予選に姿を見せたトウ亜萍