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中国リポート

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 日本とは比較にならないほど、卓球に関する多種多様な情報が流れている中国。その中で、不定期に繰り返されるひとつのニュースがある。「孔令輝と恋人の馬蘇は、すでに別れている」という破局報道だ。ロンドン五輪が終わり、国家卓球チームのコーチ陣の仕事にもひと区切りがついたところで、中国ではふたたびこの破局報道がマスコミを賑わせている。

 お父さんの苗字がマァ(馬)さん、お母さんの苗字がスゥ(蘇)さんでマァ・スゥ(馬蘇)。まるでコンビ名のような名前の由来を持つ馬蘇は、孔令輝と同じ黒龍江省ハルピン市の出身。もともと広告のモデルの仕事をしていたが、2002年にドラマ「大唐歌飛」で女優としてデビュー。同じ年に、共通の友人が主催するパーティで孔令輝と知り合い、交際がスタートした。パーティの後日、孔令輝がドラマに出演している馬蘇に惹(ひ)かれて電話をかけ、「ひとりのあなたの大ファンに、お会いする機会を作ってやっていただけませんか?」と頼んだという、まことしやかな逸話が残っている。

 現在では年間3〜4本のテレビドラマ、さらに映画にも出演し、女優としての地位を確立している馬蘇。しかし、孔令輝とのツーショットがマスコミに登場することはほとんどなくなり、「結婚は秒読みか」と言われながら、同居さえしないまま10年が経った。2010年2月に破局報道があった時は、孔令輝が「馬蘇との関係はうまくいっている、別れてはいないよ」とコメント。今回の報道についても孔令輝は、「またぼくたちを別れさせたいの? みんな、ぼくたちよりずっと結論を急いでるみたいだね」というコメントを出している。
 別れたことを否定していても、交際歴10年で孔令輝も今年で37歳。周囲がふたりの関係を疑うのも無理からぬところか。孔令輝のお母さんの谷淑霞さんは、馬蘇とメールのやり取りは続けているようで、「別れたという報道は信じていません」とコメントしている。

 ……ちなみに破局報道の根拠のひとつとして、馬蘇にはすでに新恋人がいるという情報も流れている。香港の映画俳優・陳展鵬がその人なのだが、実はこの陳展鵬も小さい頃から卓球に打ち込み、香港ジュニア代表として国際大会にも出場したほどの腕前。今年5月に香港で行われたチャリティイベント「萬衆同心公益金」では、帖雅娜とのラリーも披露している。本当に新恋人なのかどうかはともかく、馬蘇さん、卓球とは縁浅からぬ人のようだ。

photo上:ロンドン五輪で、女子団体優勝を決めた施之皓監督とハイタッチする孔令輝(写真中央)。果たして年貢の納め時はいつ…?
※写真提供:アン・スンホ氏