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欧州リポート

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ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループC
9/30 [グレンツァオ 2-3 カジャグラナダ]
9/30 [エースローブ 3-1 セスタス]
※左側のチームがホーム


 9月30日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループC第3戦が行われた。ここまで2連勝中のカジャグラナダ(スペイン)は、荘智淵(世界ランク16位/チャイニーズ・タイペイ)、プリモラッツ(同19位/クロアチア)、何志文(同37位/スペイン)と今季3戦目にして初めてベストメンバーで臨んだ。対するは2連敗中と苦しいグレンツァオ(ドイツ)。
 1番、プリモラッツ対張ユク(世界ランク32位/中国香港)は競り合いを張ユクが制した。2番、荘智淵対ブラシュチック(同35位/ポーランド)はストレートでブラシュチックが勝利し、グレンツァオが念願の初勝利に王手をかけた。しかし、3番で何志文がフェイヤー-コナート(同75位/ドイツ)をシャットアウトすると大激戦がはじまった。
 4番荘智淵vs張ユクの試合は11本、6本で張ユクが2ゲーム連取。しかし、2番でブラシュチックにも負けている荘智淵は負けるわけにはいかない。8本、7本で奪い返すと、最終ゲームは初勝利を目指すグレンツァオ・張ユクの意地と、自身のプライドのためにも負けられない荘智淵の意地が激突。デュースにもつれた試合はわずかに荘智淵が上回った。ラストはプリモラッツ対ブラシュチック。4番の“アジア決戦”は荘智淵の勝利に終わったが、今度は“欧州決戦”だ。ともに1ゲーム目を奪い、1-1で迎えた第3ゲームをブラシュチックが10本で奪取。プリモラッツはここまでか…と思われたが、なんと第4ゲームを13本で奪い返し、勝負は最終ゲームへ。最終ゲームはプリモラッツが突き放し、7本でブラシュチックを抑え込んだ。これでカジャグラナダは無傷の3連勝。逆にグレンツァオは3連敗となった。メンバー的には首位争いをしてもおかしくないグレンツァオ。ファイナルラウンド進出にはもう一戦も落とせない崖っぷちに立たされた。
 なお、グループCのもう一戦はエースローブがセスタスを3-1で下し、エースローブがグループ2位に浮上した。

写真上:ラストで勝利を挙げたカジャグラナダ・プリモラッツ(07ジャパンオープン時)
写真中:大接戦をものにしたカジャグラナダ・荘智淵(07世界選手権ザグレブ大会時)
写真下:追いつめられた中で冷静な試合運びを見せたカジャグラナダの仕事人・何志文(07世界選手権ザグレブ大会時)



9/30 グレンツァオ 2-3 カジャグラナダ
○張ユク -9、8、9、9 プリモラッツ
○ブラシュチック 9、8、5 荘智淵
 フェイヤー-コナート -2、-6、-8 何志文○
 張ユク 11、6、-8、-7、-10 荘智淵○
 ブラシュチック 7、-9、10、-13、-7 プリモラッツ○


グループC 順位(9月30日終了時点)
1位:カジャグラナダ(3勝0敗/スペイン)
2位:エースローブ(2勝1敗/スウェーデン)
3位:セスタス(1勝2敗/フランス)
4位:グレンツァオ(0勝3敗/ドイツ)