スマホ版に
戻る

欧州リポート

トップニュース欧州リポート

10/12 [プリューダーハオゼン 2-6 グレンツァオ]
10/13 [オクセンハオゼン 6-3 ブレーメン]
10/13 [フルダ・マーバーツェル 3-6 フリッケンハオゼン]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)では惜敗が続き、3戦して未だに勝ち星に恵まれていないグレンツァオだが、ドイツ・ブンデスリーガでは2勝1敗と好調だ。その好調を支えているのがダブルス。ブラシュチック/張ユク組、フェイヤー-コナート/パベルカ組はともに2勝1敗と勝ち越している。10月12日に行われたプリューダーハオゼン戦でも前半のダブルスで2勝を挙げたグレンツァオが6-2で勝利。グレンツァオのエース・ブラシュチックがまさかの2失点をくらってしまったのだが、それでも勝つことができるのはダブルスで得点できる余裕も大きな要因だろう。

 翌13日にはブレーメン・岸川聖也がオクセンハオゼン戦に出場した。まずは2番でケーンとのダブルスで登場した岸川。梁柱恩/モンテイロ組に苦しんだが、1-2で迎えた第4ゲームを10本で奪うと、最終ゲームは9本でしのぎきり辛くも勝利。この勝利で勢いに乗った岸川は、先のワールドチームカップで王励勤に勝った梁柱恩(中国香港)にゲームオール11本で勝利。さらにこれにケーンが続き、クリサン(ルーマニア)を下した。3-1とリードしたブレーメンだが、ここからまさかの5連敗。岸川もクリサンに敗れている。これで1勝4敗と負けが先行しているブレーメン。絶対的なエースがいないだけに苦しい戦いはまだ続きそうだ。

 フルダ・マーバーツェル対フリッケンハオゼンの試合は6-2でフリッケンハオゼンの勝利。ECLでグループリーグ首位争いをしている勢いそのままにフルダ・マーバーツェルを圧倒した。フルダ・マーバーツェルはワルドナー(スウェーデン)が絶不調。今季はシングルスで5戦して1勝4敗、パーソンと組んでいるダブルスでも1勝3敗だ。40歳を超えている選手に輝きを求めるのは無茶かもしれないが、どうしても期待してしまう。彼はまたやってくれるのではないかと。

写真:グレンツァオを支える張ユク(06世界選手権ブレーメン大会時)。この日は3点奪った
写真:ヨーロッパを牽引してきた“キング”の偉大な背中(04アテネ五輪4位時)。最近は腹も大きくなってしまっているが…



☆日本人選手の成績☆

●岸川聖也(ブレーメン/9位)
10/13 対オクセンハオゼン
○岸川/ケーン 5、-10、-9、10、9 梁柱恩/モンテイロ
○岸川 9、-4、-14、7、11 梁柱恩
 岸川 -7、-9、7、-3 クリサン○

通算成績
シングルス:6勝4敗
ダブルス:3勝2敗