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欧州リポート

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10/21 [ユーリッヒ 6-4 ゲナン]
10/21 [フリッケンハオゼン 6-2 プリューダーハオゼン]
※左側のチームがホーム


 10月21日に行われたユーリッヒ対ゲナンの試合に高木和卓が出場した。ここまで、ロスコフとのダブルスではなかなか勝ち星に恵まれておらず、この日は好調のアポローニャ/フレイタスに1番を譲るオーダー。高木和にとっては悔しい作戦となったが、これが見事に当たり、アポローニャ/フレイタス、ロスコフ/高木和はともに勝利し、ユーリッヒは2-0と先手を取った。
 しかし、序盤でリードしていても後がつづかないのが今年のユーリッヒ。この後のロスコフ、高木和が続けて敗れて2-2に。前節でデュッセルドルフを破ったゲナンに早くも追いつかれてしまった。敗戦パターンにハマりかけたユーリッヒだが、06世界ジュニア複3位のフレイタスが負の流れを断ち切るストレート勝ち。さらに、フレイタスとのダブルスが好調なコソウスキーが07年ヨーロッパ選手権ベスト16のガブラスを破り、4-2と再びリードを奪うユーリッヒ。このチャンスをものにしたいところだが、ロスコフが王シとのエース対決で力なく敗れると、8番高木和はドリンコールにゲームオール12本で敗れてしまう。
 またも4-4に追いつかれたユーリッヒだが、5番でフレイタスがまたも勝利を挙げ、5-4と王手をかける。ラストはコソウスキーとメンゲルの対決。またとないチャンスでしっかり勝ち星を挙げたいユーリッヒに、デュッセルドルフを破った勢いを止めないために敗戦は避けたいゲナン。緊迫した空気の中での対戦はユーリッヒ・コソウスキーの執念が上回った。
 今回は3番手フレイタス、4番手コソウスキーが単複全勝の活躍で辛くも勝利を収めたユーリッヒ。次戦は高木和の奮闘に期待したい。

 10月21日にはフリッケンハオゼン対プリューダーハオゼンの試合も行われ、こちらはフリッケンハオゼンが快勝。今季の成績を4勝1分とし、首位に立っている。

写真:単複全勝のフレイタス(06世界ジュニア時)



10/21 ユーリッヒ 6-4 ゲナン
○アポローニャ/フレイタス 3、-6、6、5 ガブラス/メンゲル
○ロスコフ/高木和 7、-9、-8、2、6 王シ/フィルス
 ロスコフ -6、-9、12、-6 ドリンコール○
 高木和 8、-7、10、-7、-8 王シ○
○フレイタス 7、9、6 メンゲル
○コソウスキー 5、1、10 ガブラス
 ロスコフ -5、-10、-7 王シ○
 高木和 -6、-7、5、10、-12 ドリンコール○
○フレイタス 7、7、5 ガブラス
○コソウスキー 7、13、7 メンゲル



☆日本人選手の成績☆

●高木和卓

通算成績
シングルス:3勝5敗
ダブルス:2勝3敗



現在の順位(10/21終了時点)
1位:フリッケンハオゼン(4勝1分)
2位:デュッセルドルフ(3勝1敗)
3位:グレンツァオ(3勝1敗)
4位:オクセンハオゼン(2勝2分)
5位:ヴュルツブルグ(2勝1敗2分)
6位:ユーリッヒ(2勝2敗1分)
7位:ゲナン(1勝3敗1分)
8位:フルダ・マーバーツェル(1勝3敗)
9位:ブレーメン(1勝4敗)
10位:プリューダーハオゼン(1分4敗)