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欧州リポート

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 ブンデスリーガ・プレーオフ決勝が行われ、デュッセルドルフがフルダ・マーバーツェルに勝利し、昨年に続くブンデスリーガ優勝を決めた。試合の結果は下記のとおり

【2014-2015ブンデスリーガ決勝】
〈デュッセルドルフ 3-1 マーバーツェル〉
 フランチスカ -4、-8、-7 ズース○
○ボル 5、9、4 王熹
○ギオニス -10、6、5、6 フィルス
○ボル -10、-9、2、7、5 ズース
☆デュッセルドルフが優勝

 昨シーズンと同じ顔合わせとなった決勝戦、マーバーツェルは今シーズン3番手起用が多かったズースをトップに起用。今シーズン限りでの引退を表明しているズースにとっては並々ならぬ思いがあっただろう。そのズースはトップで世界選手権ベスト8のフランチスカをストレートで下しマーバーツェルに先取点をもたらす。しかし2番でデュッセルドルフのエース・ボルが王熹に完勝し、1-1のタイに戻す。3番はギオニスとフィルスのカット対決を経験に勝るギオニスが制し、デュッセルドルフが王手。4番は再び登場のズースがボルと対戦。かつてペアを組み、2005年世界選手権上海大会ではダブルスで準優勝に輝いた、元パートナー同士の対戦は、ズースがいきなり2ゲームを連取する。しかし勢いもここまで、ボルが3ゲームを連取して逆転勝利。昨年に続き3-1でフルダ・マーバーツェルを下し、ブンデスリーガ連覇を決めた。マーバーツェルはプロとしてのラストゲームとなったズースが大健闘。故障に泣かされ、世界のトップで活躍できた期間は長くはなかったが、その輝かしい競技人生に拍手を送りたい。
 デュッセルドルフはドイツカップに引き続き、タイトル獲得。残すはECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)のタイトルだ。オレンブルクとの決勝第1戦はボルがオフチャロフを下すなど、大車輪の活躍で3-1で勝利している。決勝戦は今週金曜日、5月29日に行われる。
  • かつての相方をフルゲームで下し優勝を決めたボル(写真は15年世界選手権)