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欧州リポート

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 新型コロナウイルス感染症により、プレーオフ準決勝・決勝が延期されていたドイツ・ブンデスリーガ。昨日、規制緩和を受けて6月10、11、14日の3日間でのプレーオフ開催を発表した。

 まず、6月10日にレギュラーシーズン1位のザールブリュッケンと同4位のブレーメン、6月11日に同2位のボルシア・デュッセルドルフと同3位のオクセンハウゼンの準決勝2試合が行われ、6月14日にフランクフルトで開催される決勝で2019/2020シーズンのチャンピオンが決定。国際卓球連盟主催の試合はじめ、国内外の試合が延期・中止となり、徐々に無観客とライブ配信での試合やエキシビションは行われるようになってきたが、久々の「ガチンコ」の試合開催となる。

 プレーオフは無観客での開催のほか、当初予定されていたレギュレーションから新型コロナウイルス感染を防ぐため、いくつかの変更が加えられた。まず、準決勝は先に2勝したチームが決勝へ進む最大3試合制から1試合での決着に変更。また、男子ブンデスリーガ1部では5番ダブルスという試合方式だったが、こちらも選手間の距離を保つため、シングルスで行うこととなった。6月1、2日に第1戦が行われた「デュッセルドルフ・マスターズ」と同様に、ゲームごとのコートチェンジもなしで行われる。

 準決勝を戦う4チームのレギュラーシーズンでの対戦成績を見ると、ザールブリュッケンとブレーメンはブレーメンが2勝0敗と1位を相手に2連勝。ザールブリュッケンはフランチスカ(ドイツ)が2試合で1勝もできず3敗と苦しんだが、全試合シングルスで行われる今回のプレーオフでは個人成績1位の尚坤(中国)とフランチスカがそれぞれ2回シングルスに出場できることのメリットは大きい。4位からの下克上を狙うブレーメンとしてはファルク(スウェーデン)の2得点に期待し、残り1点を全員で奪いにいきたいところだろう。

 ボルシア・デュッセルドルフとオクセンハウゼンの今シーズンの対戦は1勝1敗で、ボルシア・デュッセルドルフが敗れた試合はボル(ドイツ)が欠場。ボルは先日開催されたデュッセルドルフ・マスターズでもさすがのプレーで優勝を果たしており、チームに2シーズンぶりの栄冠をもたらすことができるか。昨シーズンのチャンピオン・オクセンハウゼンは3選手が来シーズンからチームを離れることとなっており、是が非でも連覇を達成したいところだ。

 準決勝、決勝の3試合は「TTBL TV」ですべてライブ配信され、無料で視聴可能。6月10、11日の準決勝は現地時間13時、6月14日の決勝は現地時間14時からスタートする。

★TTBL TV
http://ttbl.de/ttbl-tv

※写真提供:オクセンハウゼン
  • 昨シーズン、プレーオフを制したオクセンハウゼン