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欧州リポート

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 各種大会が再開の兆しを見せる中、オレンブルク(ロシア)とザールブリュッケン(ドイツ)が調整を兼ねて親善試合を実施。10月6日にスタートする2020-2021シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)でも優勝候補と目される欧州の強豪2クラブの対戦はオレンブルクに軍配が上がったが、この試合は今季のECLから採用される新たな独自ルールをテストする形で行われた。
 シングルス5試合(先に3勝したチームの勝利)の各試合5ゲームスマッチという点は変わらないが、新ルール下では1・2ゲーム間と3・4ゲーム間には休憩を行わず、2ゲーム目と4ゲーム目の終了時に1分間の休憩が与えられる。また、5ゲーム目はサービス1本交代で6点先取制となる。オレンブルクとザールブリュッケンの親善試合では3番のサムソノフ(ベラルーシ)とフランチスカ(ドイツ)の試合が5ゲーム目に突入し、6-3でフランチスカが勝利を収めた。
  
 ザールブリュッケンのグルイッチ監督は新ルールについて次のようにコメント。
 「フランチスカとサムソノフの試合で新しいルールがどのように機能するか確認するチャンスがありましたが、そこまで問題はないように感じます。ゲーム間の休憩がないのは少し変な感覚でした。ただ、選手たちは問題なく調整できると思っています」
 オレンブルク、ザールブリュッケンに加え、ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)、UMMC(ロシア)の4チームが優勝を狙う先頭集団にいる今季のECL。このルール変更が結果にどのような影響を及ぼすか注目だ。


〈オレンブルク(ロシア) 3-1 ザールブリュッケン(ドイツ)〉
○フレイタス 7、7、11 尚坤
○オフチャロフ 5、7、-11、10 ポランスキー
 サムソノフ 9、-5、8、-9、-3(3-6) フランチスカ○
○フレイタス 9、4、9 ヨルジッチ 
  • 親善試合で2得点のフレイタス(写真は2019年世界選手権)