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 昨年発売された別冊『卓球グッズ2015』で、意外な(?)好評を博したのがマスターズ世代のこだわり用具を紹介するページ「こだわりすぎた男たち」。昨年は表ソフト・粒高編だったが、「スポンジの水分量がちょうど良い秋に焼いたスポンジ」「バルサ材の快音ラケット」「フォア面に一枚ラバーのコバルト」等々、まさに唯一無二の用具のオンパレードだった。

 今年の『卓球グッズ2016』は裏ソフト編。圧倒的な主流派だけに、「用具の個性が際立たないのでは?」という不安も少々あったが……取り越し苦労だった。極厚の桧単板『柳承敏G-MAX』に、『テナジー05』の特厚を貼るショートマン。両面コントロール系ラバーを使用し、台より低いボールでもスマッシュするカットマン。グリップにこだわりすぎて、恐らく日本で一番特注ラケットを注文しているシェークドライブマン。……いずれもマスターズの優勝経験者なのが恐ろしいところ。何とも濃い物語の数々は、一読の価値アリです。

 ちなみに、今回登場していただいた5人の「こだわり男」のひとり、マスターズ・ハイシックスティのツワモノ栗原修さんは、もう20年ほどニッタクの『アバロックスP700』を愛用。かなり傷みが目立つ上、とっくに廃番になってしまったため、「アバロックスP700をずっと探しています」と誌上で呼びかけたところ、なんと発売日から2日のうちに2人の方から「よろしければお譲りします」という連絡をいただいた。担当者としても非常にうれしいです。この場を借りて御礼申し上げます。

 まだまだ全国には「こだわりすぎた男たち」がたくさんいらっしゃるはず。自薦・他薦は問いませんので、ぜひ編集部までご一報を!(柳澤)