●平成27年度全日本選手権速報

【動画】Jr男女1回戦の試合をUP

2016/01/11

ジュニア女子1回戦 井vs皆川 第5ゲーム
ジュニア男子1回戦 宇田(全中優勝)vs上ヶ谷
ジュニア男子1回戦 戸上(カデット14歳以下準優勝)vs川上

以上3試合の一部を「リアル全日本ムービー」ページに公開しました。

【マニア】世界大会へ行けなかった「唯一のチャンピオン」

2016/01/11

 最近は全日本選手権の男女シングルス優勝者は次回の世界選手権の代表になることが明文化されているので、今回の優勝者は2~3月に行われる世界選手権団体戦(クアラルンプール)の代表5名に選ばれることになっている。

 既に代表として4名ずつ(男子は水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴、松平健太、女子は石川佳純、福原愛、伊藤美誠、浜本由惟)が決まっているので、残りは1枠だ。

 もちろん決定している代表者の中から優勝者が出る可能性は大きいので、その場合は協会でもう一名を選出することになる。

 全日本チャンピオンが直後の世界選手権に出るというのは、かつては必ずしも絶対の決まりではなかったが、実際には日本が世界選手権に初出場した1952年以来、全日本チャンピオンのほとんどが世界選手権に出場している。その中でただ一人、世界選手権に出場しなかったチャンピオンがいる。

 1977年度女子シングルス優勝者の長洞久美子だ。

 このころは世界選手権が2年に1回で、長洞が優勝したのが1977年11月、次の世界選手権が1979年4~5月(ピョンヤン)だったところに運がなかったのかもしれない。

 なお、2009年度女子シングルス優勝の王輝は直後の世界選手権出場を辞退したが、中国時代に4回世界選手権に出場しているので世界選手権には出ていることになる。    (岡本清美・卓球マニア)

【速報】男子ジュニア、宇田と戸上の中学生ペア好発進

2016/01/11

●男子ジュニア1回戦
宇田(JOCエリートアカデミー)3−0 上ヶ谷(チーム宮坂)
戸上(野田学園中)3−0 川上(茨城高専)

中学2年の宇田と戸上が1回戦に登場し、まずは初戦を突破した。
宇田は競りながらも要所でサービスからのバックドライブで打ち抜き、ストレートで勝利。
戸上もチキータを軸にした前陣ドライブ速攻で圧倒した。

初日の1回戦から全中王者が登場する全日本ジュニア。年々レベルがあがっており、各カテゴリーの優勝者といえども上に勝ち上がることは難しい。
明日からはスーパーシードの選手が登場し、一気にレベルがあがるだろう。
  • 全中王者の宇田。まずは好発進

  • 戸上はカデット準優勝の力を見せた

【速報】丹羽、リベンジの決意。そして意識するのは張本

2016/01/11

 全日本の大会初日、3時半からニューオータニホテルで行われたスポンサー契約の記者会見に臨んだ丹羽孝希。今年の決意をまず書き初めにした。
「全日本選手権はもちろん優勝が目標ですが、一戦一戦集中して勝っていって、その結果が優勝になれば良いともいます。書き初めはリベンジ。今年はオリンピックがあります。ロンドンオリンピックでは団体戦で負けてとても悔しい思いをしました。そこでまずリベンジしたい。また、高校3年の時に全日本選手権でシングルスとダブルスの2冠を獲ったが、この2年間タイトルがないので、全日本でもリベンジしたい。

 リオ五輪に向けては、シングルスと団体がありますが、シングルスでは攻撃的なプレーを心がけたい。団体では現在チームラインキングが3位でメダル圏内ですが、ダブルスが重要になる。吉村選手とのダブルスを鍛えて、メダルを必ず獲りたい」(丹羽)。

 また丹羽は全日本のスーパーシードのために4回戦が初戦となるが、勝ち上がると相手は小学6年生の張本智和(仙台ジュニア)。小学生とは言え、怪物くんは侮れない。

丹羽孝希
「全日本では4回戦で当たる張本は意識しています。最初はあまりそういう気持ちはなかったのですが、12月に世界代表の選考会を観に行って、そこで彼が岸川さんや森薗に勝つのを見て、強いなと感じています。普通、小学生だと自分もそうだったのですが、台のそばでプレーする。しかし、一般の人のボールに押されてしまうのに、彼はうまく返していく。しっかり対策を取って、1本目から気合いを入れていきます」

 張本が勝ち上がって対戦が実現すれば、それは14日(木)の12時30分からの試合となる。注目だ。

  • 丹羽の書き初めは「リベンジ」!

【速報】ジュニア女子1回戦 上位陣を崩す勢いをつけたい

2016/01/11

女子ジュニア1回戦が開始され、各コートで激戦が繰り広げられている。

今年の全日本カデット14歳以下で優勝した工藤夢(鶴卓TC)は、上明戸(華頂女子高)とのラリー戦に敗れて、上位進出はならず。
同じく14歳以下の準優勝だった浅井一恵(安城南中)はカットと攻撃で河治(明秀日立高)に勝利した。

他にも1回戦からJOCエリートアカデミーの竹内嘉菜、四天王寺高の梅村優香などが登場したが、順当に2回戦に進んでいる。序盤で勢いをつけて、シード陣に臨みたいところだ。
  • カットマジック浅井。そのポテンシャルは高い

  • 明徳義塾の熊中はカットマンに苦しみながらも勝利して2回戦へ

【動画】Jr最年少大藤と今大会最年長大栗の試合をUP

2016/01/11

ジュニア女子1回戦 大藤(ジュニア最年少)vs澤田
混合ダブルス1回戦 大栗(今大会最年長)・楠川vs藤原・多納

以上2試合の一部を「リアル全日本ムービー」ページに公開しました。

【速報】最年長・大栗寛 惜しくも1勝ならず

2016/01/11

●混合ダブルス1回戦
藤原・多納(近畿大) 3−2 大栗・楠川(徳島銀行)

今大会、最年長となる48歳の大栗が混合ダブルスに登場。多彩なペン表の技術を見せたが、惜しくも敗れ、1勝とはならなかった。
学生相手に一歩も引かず、カウンタースマッシュを叩き込み、ゲームを優位に進めたが、
「2-0とリードした3ゲーム目から流れが向こうにいってしまった。勝ちたかったねー」と悔しさをにじませた。

「ぼくはダブルスのほうが得意。一度打ってから時間もあるし、動きやすい。でも来年はシングルスでも出場を狙いますよ。徳島はまだまだシングルス出場のチャンスはある。今年出ている選手にも勝ったり負けたりの勝負だから来年は3種目出られるように頑張ります」と意欲と向上心はまだまだ高い。

現在48歳の大栗だが、2週間後には49歳の誕生日を迎える。つまり来年度からは50歳の年代になる。
「全日本マスターズも次からは50代になる。マスターズも狙っていきたい。50代は強豪が多いから楽しみです」

鉄人と呼ぶにふさわしい。大栗の卓球はまだまだ終わらない。
  • フォア表の強打は学生相手でも打ち抜く威力がある

  • ベンチでは笑顔がこぼれる

【速報】5人が記者会見で意気込みを語る!

2016/01/11

開会式を終え、水谷隼・石川佳純の両チャンピオン、そして福原愛、伊藤美誠、平野美宇の会見が行われた。

全日本への意気込みを問われた水谷・石川のコメント
石川「2016年の初めての試合。リオ五輪に向けて良いスタートを切りたい」
水谷「4年前のロンドン五輪の年は決勝で負けて6連覇できなくて、ロンドン五輪も良い流れにならなかった。今年は勝ってリオ五輪につなげたい」

また、鍛えてきた技術については
石川「サービス・レシーブと自分の攻撃パターンを磨いてきました」
水谷「サービス・レシーブです。今回2週間みっちり練習してきた。特にレシーブを重点にやってきました。
 具体的にはチキータのこと。ここ3年くらい強化してきたが、思ったよりできなかったけど、この1カ月くらいは自分のイメージするチキータができてきた。それを試合で見せられたらと思う」

水谷は最多優勝のタイ記録がかかっていることを聞かれると
「8回優勝すること、最多には強い意識は持っていない。1試合ごとに全力でやれば結果は付いてくる」とこだわりを見せずとも負ける気はないようだ。

昨年欠場し、2年ぶりの全日本となる福原。会見では悔しさとともに再出発を誓った。
福原「今、開会式に参加して始まる!という思いです。去年は怪我をしてしまい、たくさんの人にご迷惑とご心配をかけてしまった。3回目の優勝を目指して頑張ります。
 去年は観客席で観戦をしていたけど、なぜコートにいないんだという苛立ちと悔しい思いをしていました。去年の分まで頑張りたい、暴れたいです」

平野の伊藤のミウミマペアは
平野「全日本が近づくにつれてワクワクして、楽しみが大きい。ダブルスはこれで一度ペア解消なのでいい成績を残したい。ジュニアは優勝、一般はベスト4入りしたいです」
伊藤「全日本まで練習してきたことを出せるようにしたい。昨年はジュニアで優勝していい流れでスタートできたので、今年も良いスタートにできるようにしたい」

平野・伊藤はもしダブルスで優勝したら史上最年少優勝、もちろんシングルスでも史上最年少優勝となる。
歴史は変わるのか、今年の全日本は何か雰囲気が違う。何かが起こる気がしてきた。
  • 水谷、8度目の優勝に挑む

  • リオ五輪に向けて連覇でスタートしたい石川

  • 福原は2年ぶりの全日本で暴れることができるか

  • 会場ではすでに混合ダブルスがスタート

  • ミウミマ会見は終始笑顔

【速報】ミサキvs.ミツキ、女子単の森薗対決

2016/01/11

 いよいよ開幕しました、全日本選手権!

 スーパーシードの選手が登場する4回戦は大会第4日目の1月14日と、まだ少し先だが、女子シングルスで注目のカードがある。前回準優勝、第2シードの森薗美咲(日立化成)と、全日本社会人2位の森薗美月(サンリツ)。スーパーシードのふたりはランク決定の5回戦で対戦する組み合わせになっている。6回目のランク入りを目指す美咲選手に対し、美月選手は初のランク入りを狙う。

 すでにご存じの方も多いことと思うが、ふたりは姉妹ではなく、従姉妹(いとこ)同士。美咲選手&政崇選手(全日本男子複2連覇)の父・誠さんと、美月選手の父・稔さんが双子の兄弟だ。3人とも日本のトップクラスで活躍しているが、「森薗一族のDNA」を感じるのは、ほとばしるガッツとフォアハンドの強打。打球点の早いカウンタードライブやスマッシュをガンガン打ち込んでいく。

 深く切れたツッツキからのカウンター、バック表ソフトの強打を駆使するシェーク異質攻撃型の美咲選手に対し、シェークドライブ型の美月選手はチキータも駆使し、バックハンドの攻撃力を進化させている。昨年の全日本実業団では美月選手が勝利しているが、果たして全日本の大舞台ではどうなるか??
  • 昨年の全日本実業団で森薗対決を制した美月選手

  • 美咲選手にとっても大きなヤマ場となる一戦だ

【速報】全日本開幕!

2016/01/11

前原専務理事の開会宣言とともに平成27年度全日本選手権が開幕した。

開会式では男女シングルスのスーパーシード選手が勢揃い。
昨年のチャンピオンである水谷隼と石川佳純が天皇杯、皇后杯をそれぞれ返還。その後、水谷は選手宣誓の大役を務めた。

選手たちは談笑するなど、まだリラックスモード。
遅い選手だと最初の試合は14日となる。これから徐々にギアを上げて戦闘モードに入っていくだろう。
  • 前原専務理事が開会を宣言

  • 王座を返還

  • 今年は水谷が選手宣誓を務めた

  • ミウミマの周りには笑いが絶えない

  • 選手宣誓を終え、安堵の表情の水谷

  • 愛ちゃん、美宇ちゃんの前髪が気になる様子