長崎・鎮西学院高のカットマン福田瑛二選手。
ゆったりとしたカットは、強烈な下回転とナックルを織り交ぜる。
1回戦では全中3位の手塚(明徳義塾中)をフルゲームジュースで下した。
ラケットは松下浩二(ST)
フォアラバーはV>15エキストラ(MAX)
バックラバーはフェイントロング3(超極薄)
彼の用具はベンチに入った坪口道和監督が説明してくれた
「長崎は寒くて湿気がない。東京に来てから気温が高く、湿気が多くてラバーが弾み、滑っている感じがある。でも全体的には良いラバーだと思いますよ。
このラバーは以前使っていたV>01スティフよりも引っかかるし、飛ぶから気をつけろと言っていた。タイミングを早くしてボールをゆっくり抑えなくてはだめ。カットマンとしては弾みすぎだと思うが、攻撃もするからいいかなと。今日はカットが全然入っていなかったです。だからバックの粒で全部まわらせました」
そして福田選手は
「緊張した時に振れてないからミスしてしまうんです。今日もそうでした。でも緊張していないときはナックルと下回転の変化が本当に出しやすいんです。前のV>01スティフより回転はかけやすいです
粒高は以前はカールp-4を使っていたけど、今のにして使いやすくなりました。
またラケットは高校になって今のに変えました。前は朱世赫を使っていたけど、高校に入り、相手のボールの威力があがって抑えられなくなってしまった。安定性を高めないとと思ってラケットを変えたら良くなりました」
監督と選手のコメントだが、
このように選手の用具について細かくわかっている監督は非常に珍しい。
自身も湿気を気にする表ソフトを使い、トップ選手として戦った経験があるからこそ、選手の用具には敏感なのだろう。