上写真:女子ローセブンティを制した日下部鈴子、優勝の瞬間
大会2日目、女子もハイシックスティ〜ハイエイティの5種目でチャンピオンが誕生した全日本マスターズ。新王者が次々に誕生した男子とは対照的に、女子は「女王」の強さが際立った。各種目のメダリストは下記のとおり。
【女子ハイシックスティ】
優勝:大津絵美子(丸亀SC・香川)
準優勝:田中弘子(チーム虹・兵庫)
3位:坂本久美(COLOR・神奈川)、久野良子(各務原クラブ・岐阜)
・決勝で1ゲームを先取されながらも逆転勝ちした大津が、2年ぶりにハイシックスティ女王の座に返り咲いた。強烈な回転量のパワードライブと、詰まったところからでも相手コートにねじ込んでしまう身のこなしは健在。競り合いになるほど相手に大きなプレッシャーを与えた。

元全日本女王&世界代表の大津(旧姓:神田)、そのパワーは健在だ

大津、優勝の瞬間はこの笑顔!
【女子ローセブンティ】
優勝:日下部鈴子(COLOR・神奈川)
準優勝:井ノ口博子(花野井クラブ・千葉)
3位:稲川佳代(JUPITER・東京)、船ケ山昌子(サクセス・愛知)
・マスターズで優勝を重ねる実力者が集う女子ローセブンティは、準決勝で好敵手・船ケ山を大接戦の末に下した日下部が、決勝で井ノ口にストレート勝ち。堅いバックの守りと、要所で放つ快音を放つフォアスマッシュで頂点に立った。井ノ口と稲川の準決勝もゲームオールの好ゲームだった。

スイングスピードが写真でも伝わる日下部のフォア強打
【女子ハイセブンティ】
優勝:粟生京子(冠雲・東京)
準優勝:横山祐見子(ピンポン館・高知)
3位:杉坂幸代(トヨタスカイ・愛知)、宮澤喜美子(MAX・東京)
・浅く浮いたチャンスボール以外は決して強打せず、正確無比な両ハンドのツッツキを見せる「不敗の女王」粟生が優勝。決勝では前陣での快速強打が武器の横山に苦戦を強いられ、最終ゲームも出足でリードされる苦しい展開ながら勝利を収め、感涙の2連覇となった。

名人芸のツッツキを軸に、今年も粟生が優勝を飾った

試合中はポーカーフェイスの粟生、苦戦を制しての優勝に涙
【女子ローエイティ】
優勝:長澤征代(武蔵野クラブ・東京)
準優勝:田中伸栄(神戸フレンズ・兵庫)
3位:松澤勝南(黎明クラブ・愛知)、中村洋子(パワフル・福岡)
・ツッツキ、カットともに質と精度が抜群に高い長澤が、圧巻のローエイティ4連覇を達成。3回戦で宮内(狭山フレンズ)にゲームオールまで迫られたものの、その他は危なげなく勝ち上がり、マスターズで通算9回目の優勝を飾った。

カットとツッツキはまさに鉄壁。マスターズ通算9回目の優勝を飾った長澤
【女子ハイエイティ】
優勝:吉村美智恵(COSMOS・福岡)
準優勝:四ノ宮由紀子(市川市レディース・千葉)
3位:廣井恵子(T.くまがや・埼玉)、中原良子(岩国東同好会・山口)
・吉村が昨年に続く2連覇を達成。「組み合わせを見たら、マスターズで優勝経験がある人とずっと当たっていく組み合わせだったので、必死でした」と言いながらも、左右に振られた時の動きの良さ、運動量の豊富さはこの年代では際立っていた。抜群のスタミナの理由は「よく食べるからかな?」と笑顔。全日本ラージや世界マスターズでも活躍しており、その勢いは留まるところを知らない。

優勝の瞬間、力強く拳を握りしめた吉村

吉村は左右に大きく動かされても、抜群のフットワークを見せた
ツイート