日本ろうあ者卓球協会は10月31日・11月1日に「2027年世界ろう者卓球選手権日本代表選考会 兼 2027年全日本卓球選手権大会予選会」を開催した。
男女とも総当たりのリーグ戦で順位を決定し、最上位選手は2027年世界ろう者卓球選手権(2027年11月7~13日/トルコ・イスタンブール)に内定し、日本ろうあ者卓球連盟に与えられた2027年全日本卓球選手権シングルスへの推薦出場資格も獲得。また、ユース対象選手(2008年1月1日以降に生まれた選手)の最上位選手は2027年世界ろう者ユース卓球選手権(2027年11月2~5日/トルコ・イスタンブール)の日本代表に内定した。女子の結果は下記の通り。
【女子】
1位:山田萌心(明誠高★)/8勝1敗
2位:佐々岡希花(島根県立浜田ろう学校★)/8勝1敗
3位:黒野千晏(金沢学院附属高★)/7勝2敗
4位:信原美有(岡山ユースアカデミー★)/6勝3敗
5位:亀澤理穂(SEMLINKS)/5勝4敗
6位:木村亜美(HOS)/5勝4敗
7位:長田恵(平田機工株式会社)/3勝6敗
8位:牧野陽菜(國學院大)/2勝7敗
9位:新里恵茉(北谷町立北谷中★)/1勝8敗
10位:富永和奏(福知山成美高★)/0勝9敗
※★=ユース対象選手
女子はユース対象選手が4位までを独占する結果となり、高校3年の山田が1位。世界ろう者卓球選手権と世界ろう者ユース卓球選手権、両大会の日本代表に内定し、3年連続での全日本卓球選手権シングルスへの推薦出場も決めた。
リーグ初戦で木村にフルゲームで敗れて黒星スタートとなった山田だが、第2~4試合は勝利して第5試合では全勝でトップを走っていた佐々岡と対戦。佐々岡にゲームカウント0-2とリードを奪われながら逆転勝利を収めると、続く第6試合では同じく4勝1敗だった黒野にもストレートで勝利。ヤマ場と見られた佐々岡、黒野との2連戦を乗り切ると、以降は負けなしで1位でフィニッシュを決めた。
すでにデフリンピック2大会でメダルを獲得している山田は、初出場となった前回の世界ろう者卓球選手権でも女子団体で金メダル、女子ダブルスで銀メダルと2つのメダルを獲得。前回の世界ろう者ユース卓球選手権では女子シングルスと女子ダブルスで銀メダルを手にしており、さらなる活躍が期待される。また、3年連続出場となる全日本卓球選手権シングルスは、過去2大会ともカット型に屈して初戦敗退に終わっており、今回こそ初勝利を狙う。
高校2年の佐々岡は、ミスの少ないカットと攻撃で山田に迫ったがわずかに及ばず。黒野も同い年の山田、そして1学年下の佐々岡に敗れたが高い実力を見せた。信原も中学2年にして堂々の戦いぶりで4位。着実に若い世代が力をつけてきている。
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