本日、Tリーグ、「京都カグヤライズ」の池袋晴彦代表が緊急会見を開き、「資金不足に陥り、次のシーズンのためのスポンサーを探している」と窮状を訴えた。
すでに来季の試合日程も決まっているこのタイミングでの「スポンサー探し会見」は異例のことだ。
「昨シーズンでは運営費は8千万円ほどかかり、今度のシーズン(2023〜24年)は切り詰めて、5、6千万円で運営できると考えている。しかし、現状はまだその半分くらいしか目処が立っていない。もし今のままで始めると、12月には資金が枯渇する。5月末までに資金が集まらなければ、来季は参入を見送ることになる」(池袋代表)
また午後には、宮﨑義仁・Tリーグ理事長補佐が会見を行った。
「7月からTリーグは始まるので5月末までに決めないといけない。シーズンが始まって、途中で選手へのお金が払えない、会場費が払えないという事態は避けたい」
「リーグとして京都が参入する時に審査は行った。その際に、名前のあがっていた企業からの資金提供が遅れていると言われ、最終的にはその企業からの資金提供がなかった。
昨年から資金が枯渇することは聞いていた。年会費の1500万円をリーグからの分配金と相殺することも考えているが、まずはリーグもスポンサー集めで京都に協力をしていきたい。また京都も新しい体制を構築してほしいし、京都には素晴らしい選手が何人もいるので、なんとかチームを存続させてあげたい」(宮﨑理事長補佐)
2018年に創設されたTリーグだが、6シーズン目を目前に控えたタイミングでの京都の資金不足。もし京都の存続が不可能、1シーズンでの脱退となれば、「5年間のチーム存続」を前提に、参入を認めたリーグ側のチェック機能も問われることになる。
現在、チームの存続をかけ、地元の京都だけでなく、全国からのスポンサーを募っている。
↓京都カグヤライズのホームページはこちら
ツイート