ファスタークG-1 を使い、好成績を残している選手は多い。
その中でも石川佳純、森薗政崇、伊藤美誠は長い期間使ってきたことで有名だ。
以前、3 選手のコメントが広告に掲載されたことがあった。
最後は各選手の言葉をもって、ファスタークG-1 のGoods info を締めよう。
石川佳純(全農)
「サービス、レシーブ、台上がやりやすくて、ドライブもスマッシュも打てます。
インパクトの時にボールをしっかりグリップしてくれるのが特長です。
ずっと一緒に戦ってきたパートナーなので思い入れがあります。
『ファスタークG-1』はしっかりと打ち込むこともできますが、ドライブのバウンドが沈むなどナチュラルに変化が出ることがあります。他の選手と違うボールになることも使用している理由です」(卓球王国2017 年5 月号掲載)
石川佳純は初優勝した全日本選手権をはじめ、ロンドン五輪やリオ五輪まで『ファスタークG-1』を使い続けた。
石川が獲得した数々の栄光はファスタークG-1 とともに築いてきたと言っても良いだろう。
森薗政崇(明治大学)
「バックは前陣での攻撃を活かすために早い打球点で打つことを重視しています。
強さよりも早さです。
自分のバックはいろいろな球質が出るので取りづらいとよく言われます。
『ファスタークG-1』は、同じバックハンドでも少し嫌らしいボールが出てくれます。
弾むラケット・ラバーはいくらでもあるけど、自分は中~後陣から打つタイプではない。バックハンドも一発で打ち抜くタイプではない。
卓球台の近くで、先手を取り、独特の球質で相手を追い込む。
そしてカウンターを狙っていくのが自分のスタイルです。今の用具はぼくのプレースタイルに合っているとみんなに言われます」(卓球王国2013 年11 月号掲載)
森薗は何度もバック面のラバーを変更しているが、最後はファスタークG-1 に戻る。
その結果、4 年間で3 度の大学生王者に輝き、17 年世界選手権でもダブルスで銀メダルを獲得した。
伊藤美誠(スターツSC)
「私は個性的なボールを出したいと思っています。
『ファスタークG-1』はボールをつかむ感覚がありながらも、ドライブだけでなくスマッシュもやりやすいのが特長。
強い回転に対して薄くとらえても、シートが負けることなくボールをつかむし、思い切り振り切ってもボールが弧線を描いて相手コートに沈み込んでいきます。」(卓球王国2015 年6 月号掲載)
用具を褒めるのは簡単だ。しかし、褒めてもそこに選手の成績が伴っている用具は多くない。
ファスタークG-1 はトップ選手の使用実績、成績、継続的な広告での効果が市場に浸透し、ユーザーの心を動かした。
それが現在まで続くロングセラーに繋がっているのだろう。
〈完〉
文=佐藤祐