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 22日の公開練習で元気な姿を見せた日本代表団。男子はブンデスリーガから帰国途中の丹羽孝希は欠いたものの、エースの水谷隼(DIOジャパン)はさらに絞った体を見せ、動きも軽かった。
 水谷隼選手の記者会見でのコメント。

「ドイツオープンが終わってから、1週間ドイツに残り邱建新コーチの元で練習してアドバイスもいただいて、その後ロシアに戻り練習しました。このまま良い状態で世界卓球を迎えたい。
 意識的に体重は落としています。 体も絞れてきていますし、結果もついてきています。今までで一番良い状態です。去年夏にロシアに行く時には67kgくらいで今は63kgです。自分の卓球はフォアハンド主体で大きく動くので、体が動かないと自分らしさが生かせない。試合映像とか見てもはるかに良くなっている。この体が自分の卓球に合っている。ナショナルチームとして体作りをやってきたけど、それでぼくは結果を残すことができなかったから、それでぼくは自分で変えてみようと思いました。
 食事も気をつけています。ロシアは食事がおいしくないので、自然に絞れます。日本にいる時のほうが難しいです。体脂肪は15%から12%ほど落ちています。でも、塩野君のほうがすごい。10kgほど落ちているし、体脂肪も7、8%落としていますから。

 バックハンドも今でも課題のひとつで、さらに改良しなくてもは良くない。最近今まで違ったサービスを取り入れている。相手選手がチキータが多いのでそれを封じるようなサービスを練習しています。

 緊張はするし、その中でできるだけ良いプレーをしたいと考えているけど、自分が試合の中で次はこうしようと思っていても、実際にビビってできなかったりとか、自信を持てないことがある。昔のほうがメンタルは強かったかもしれない。自分のレベルが上がったことによって負けることを恐れているのと、相手の強さもよくわかるようになっているからかもしれない。
 オフチャロフに昔は8連勝とかしていて、最近負けることが多くなっていて、自分の中で「勝てないな」と壁を作ってしまった。ドイツオープンで彼とやった時も最後で勝てなかったし、ヨーロッパチャンピオンズリーグでジュースを2回落としたりとか、競り合いで勝ち切れていない。

 邱さんには技術的なアドバイスが多いし、サービスの組み立てはこうだ、バックハンドももっとこうしようというアドバイスだし、ぼくの試合映像は全部見ているので、試合が終わったあとにこの試合はこうだった、ここが良かった悪かったという指摘をしてくれます。
 個人の目標はもちろん全勝です。そして、準決勝で勝ちたい。まだそこで勝ったことがないから、そこで勝ったら今後の自信にもなります。今まで準決勝でプレーが違う、振り返ると。だから今回は準決勝で一番良い状態でプレーしたいです」
  • さらに体を絞り込んで軽快な動きを見せた水谷隼選手