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 4月1日、卓球総合メーカーの株式会社VICTAS(本社:東京都港区、兒玉義則・代表取締役社長)が、パラ卓球(クラス11)の古川佳奈美(ふるかわ・かなみ)選手とアドバイザリー契約を締結したことを発表した。

 古川佳奈美選手は、2015年より「INAS(国際知的障害者スポーツ連盟)」に登録し国際大会へ出場。2018年ITTFパラ世界選手権大会(スロベニア)女子シングルス銅メダル獲得をはじめ国際大会で活躍している。


■古川佳奈美選手(22歳)のプロフィール
所属:博多卓球道場
戦型:右シェーク攻撃型
クラス:クラス11(知的障がい)
世界ランク:クラス11女子 5位(2020年4月)
〈主な戦績〉
2017年ドバイ2017アジアユースパラ競技大会女子シングルス3位
2018年ITTFパラ世界選手権女子シングルス銅メダル
2019年ITTF PTTジャパンオープン2019東京女子シングルス3位/女子ダブルス2位
〈使用用具〉
ZX-GEAR IN(ラケット)、VO>102(フォアラバー)、V>15 Extra(バックラバー)


●㈱VICTASの兒玉義則・代表取締役社長のコメント
「多くの大会で日本代表として活躍されている古川選手には、今後の更なるご活躍を期待しています。VICTASは、世界で戦う古川選手を全力でサポートして参ります。」
  • 古川佳奈美選手

 ITTF(国際卓球連盟)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関わる影響について、3月29日に再度行われた会議での決定事項を以下のとおり発表した。

● 6月30日まで予定されている海外移動を伴う全てのITTF関連の大会及びイベントを一時停止とする
● 2020年の世界選手権釜山大会の新しい開催予定日は来週発表する
● 世界ランキングを2020年3月発表分で一時凍結し、イベントの延期や渡航制限などの影響を鑑み、調整が必要と判断される場合は考慮する方向で考える
● 2020年東京オリンピック/パラリンピック予選に関しての調整は、大会の開催日決定後に行われる
● ITTFの財政面につき、実行委員会は経費の削減に同意、シニアスタッフからは給料カットの提案も行われている。全体のコスト削減に向け現在、懸命に取り組んでいる。

ITTFは4月15日に再度会議を開き状況の検討を行うとしている。
 昨日、日本卓球協会の東京五輪代表の来年までの内定延長の了承を受けて、石川佳純選手(全農)は自身のホームページで以下のようなコメントを発表した。

皆さん、こんばんは。

今日、日本卓球協会の理事会で来年に延期される東京オリンピックでも、
出場の内定を頂きました。

今は世界中が大変な状況になっていて、ニュースを見るたびに心を痛めています。
まずは、皆さんと一緒に意識を高めて、この難局を乗り越えましょう。
そして一年後、更にレベルアップした自分で、
コートに立って2021年の東京オリンピックを笑顔で迎えられるよう、一日一日努力していきます。

皆さまも健康には十分ご留意され、お過ごしください。

石川佳純
  • 内定延長を受け、正式コメントを発表した石川佳純選手

 3月28日に日本卓球協会の理事会が開かれ、すでに内定していた東京五輪の内定選手(張本智和・丹羽孝希・水谷隼・伊藤美誠・石川佳純・平野美宇)6名は、2021年夏までの五輪開催を前提として、現在の内定選手のままとする強化本部報告を理事会が了承した。
 
 また、ナショナルチーム監督(男子・倉嶋洋介、女子・馬場美香)についても、2021年夏までの五輪開催を前提として、任期を最大1年延長することが承認された。
  東京オリンピック延期の発表を受けて、所属のスターツコーポレーション株式会社が、伊藤美誠選手のコメントを発表した。

以下が、伊藤選手のコメント
「1日も早くウィルス感染が収束し、誰もがスポーツを楽しめる日常に戻ることを願っています。東京五輪開催までの時間を更に充実させ、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、これまでと変わらず卓球に打ち込んでいきます。アスリート、応援してくださる人々、大会を支えてくださる方々、皆の心が1つになれるオリンピック。東京、そして世界中に、たくさんの笑顔があふれることを楽しみにしています!」
 1年程度の延期が発表された東京五輪。これから多くの課題を克服していくことになるが、この2カ月ほど多くのアスリートが「五輪開催か、延期か」という先の見えない状況に置かれていたことを考えれば、予想より早い段階で結論が出たことは評価すべきだ。

 日本男子チームの倉嶋洋介監督はこの再出発に当たり、「無事に1年後には新型コロナウイルスが終息し、東京オリンピックは社会が少しでも明るく、元気になるような大会にしたい」と意気込みを語った。

 「夏に照準を合わせて努力を続けてきた選手たちの心境を考えると複雑ですが、フラストレーションをためずに、目の前のできることをしっかりとこなしていきたい。我々は毎年、年間20大会近くをこなしてきているし、いつでも試合ができる『準備力』には長けている。強い気持ちを持って困難に立ち向かい、方向修正をしていきたい」(倉嶋監督)
  • 延期された東京五輪への意気込みを語った倉嶋洋介監督(写真は19年チームワールドカップ)

 3月24日、IOC(国際オリンピック委員会)が東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を承認した。
 卓球競技ではすでに男女各3名の代表候補選手が決定しているが、日本卓球協会の宮崎義仁・強化本部長は「私個人としては五輪代表の再選考は考えていない。強化本部メンバーの理解を得て、日本卓球協会の理事会に報告したい。選手選考については強化本部が決定し、理事会に報告することになっている。報告したうえで(再選考は行わないことを)理解していただく」とコメント。代表メンバーは現状のままで、延期となった東京五輪・卓球競技に向けて強化を進めていく構えだ。
  • 「五輪代表の再選考はしない」と語る宮崎義仁・強化本部長(写真は1月の五輪代表発表会見)

長年、全日本卓球のダイジェストDVD『ザ・ファイナル』シリーズの制作に携わっているが、卓球の試合の撮影で重要なのがカメラ位置だ。

テレビ放送ではメインカメラを観客席に置くため、どうしても卓球台を見下ろす角度になり、選手を小さくしか撮影できない。画面の中で手前側の選手と向こう側の選手が上下に離れるため、ズームアップすると選手が画面からはみ出してしまうからだ。さらに、カメラがコートから遠いため遠近感のない画面となり、ボールが遅く見える。その結果「小さく映った選手が忙しくボールを打ち合っている」画面となる。ボールが「速い」というよりは「忙しい」といった印象になるのだ。

これが典型的なテレビ放送の画面だ。現場でとんでもないラリーを見て感動し、後でテレビでそのラリーを見ると、まったく気の抜けたような別物になり果ていてる。それでもテレビで見た人たちから「凄かったね」「感激した」と言われ、嬉しい反面「いや・・・本当は全然違う」と思う。

『ザ・ファイナル』では、カメラをできるだけコートの近くに置く。そのため、物凄い遠近感となってボールが迫ってくる。ボールは画面の奥から手前に飛んでくるので、目で追うのはむしろテレビ放送の画面より容易だ。目で追いやすいのに「速さ」が表現できるのだ。

カメラの高さは選手の目線レベルに低く据える。カメラが低いことは二つのメリットをもたらす。ひとつは、手前側の選手と向こう側の選手の高さが近いので、大きく映せることだ。そのため、足の筋肉の張り、シューズの軋みといったものまでがダイレクトに映像に刻み込まれる。もうひとつは、卓球競技の重要な要素であるボールの「高さ」と、ボールの上下の曲がり具合を表現できることだ。これによって、勝敗のキーとなるボールの高さや、ドライブ(前進回転)が卓球台を蹴る迫力とカット(後退回転)の惚れ惚れするような軌道が表現できる。

しかし、この撮影スタイルには大きな欠点がある。手前側の選手が左右に大きく動くと画面に入らない場合が出てくるため、必ず人間がカメラを操作していなくてはならないことだ。『ザ・ファイナル』では男女シングルスのベスト16決定戦以降のすべての試合を撮影するので、多い時には同時進行する8コートの試合をすべて撮影する。当然、人件費がかかるが、この取り方でしか撮れない映像を撮っているのだからこれは譲れない。

毎年多くの経費をかけ、決して大ヒットとは言えないこの商品を作り続けているのは、磨き抜かれた選手の最高のプレーを最高の映像で後世に残す義務があると考えるからだ。
もちろん、どのように撮影したとしても、会場で見る本物の迫力には敵わない。それは体験すれば誰でもわかることだが、残念ながら会場に足を運んだことのある人は多くはないだろう。『ザ・ファイナル』を見ることで、卓球の魅力に気づかされ、会場に足を運んでくれる人が少しでも増えるのなら、それもまた制作の喜びである。(伊藤条太)

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  • 『ザ・ファイナル2020』の一場面

  • 「カメラ位置と画面」の図

  • 同じ場面のテレビ画面の構図

 3月20日、国際卓球連盟(ITTF)は、5月に予定されていた「ITTFワールドツアー・香港オープン」(5月5〜10日:香港)と、「ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン」(5月12〜17日:中国・深セン)の開催延期を発表した。

 両大会の延期の日程などについては、香港卓球協会および中国卓球協会とスケジュールを調整していくとしている。

 
2013年から全日本卓球のダイジェストDVD『ザ・ファイナル』シリーズ(発売:卓球王国)の製作に携わり、この8年間というもの、すべての種目の決勝戦をコートサイドから見守ってきた。その実感から言えるのは、客観的な証明は不可能だが、卓球は多少の上下をしながらも進化してきているということだ。だから「日本史上最強は誰か」と聞かれれば、迷うことなく近年のトップ選手の名前をあげるし、撮影後には、ほぼ毎年のように「今年の全日本は史上最高のレベルだった」と言うことになる。毎回同じことを言うのは憚られるが、本当なのだから仕方がない。

今年も同じ感想を抱く結果になった。掛け値なしの史上最高の全日本卓球だった。
中でも飛び抜けていたのは男子シングルス準決勝の張本智和(木下グループ)と戸上隼輔(野田学園高)の試合だ。
誰もが張本の勝利を疑わない中、繰り広げられた戸上の目を疑うようなプレー。目の前で行われているプレーが信じられなかった。あんなプレーを連発されたら、いくら張本でも勝ち目はない。あっという間にゲームカウント1-3になり、どう考えても張本の負けだった。ところが張本はそこから勝った。張本は筆舌に尽くしがたいプレッシャーの中で、戸上の神がかった猛攻に耐えに耐えた。勢いで格上に勝つことよりも、こういう難しい試合を勝ち切ることの方がはるかに困難だ。それを13年間続けてきたのが水谷隼(木下グループ)だ。張本は今、そのレベルに到達しつつある。本当に感動した。

「いくら卓球が進化しているとはいえ、これを超えるプレーは当分は見ることはできないだろう」という私の考えは、その約1時間後、鮮やかに覆された。決勝の宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)対張本だ。宇田はそんなバカな!と言いたくなるほど捨て身の攻撃を息をもつかせずに炸裂させて張本を追い込んだ。
とうとう5ゲーム目、10-8と宇田がマッチポイントを握ったが、張本がそこから逆転で5ゲーム目をもぎ取ったとき、会場が興奮の坩堝と化した。私は我を忘れて感動した。卓球をやっていて良かったと心から思った。知人から「これ勝ったら張本は神だ。俺は張本に着いていく」とうわ言のようなメールが来た。気持ちはわかる。それほど素晴らしい試合だった。最後は宇田が勝ったが、どちらも素晴らしい試合だった。

女子シングルスにもドラマがあった。伊藤美誠、平野美宇とともに黄金世代トリオと言われてきて、唯一優勝がなかった早田ひなの涙の初優勝。準決勝でダブルスのパートナーでもあるライバルの伊藤を圧倒した後、決勝で待っていたのは長年、日本女子を背負ってきた女王・石川佳純。早田の若さと勢いに押されながらも随所で素晴らしいプレーを見せ、それはマッチポイントを握られてからも飛び出して満場を唸らせた。
なんたる感動、なんたるドラマ。すべてが本物、すべてが最高の全日本。そのプレーを最高の映像で記録に残す仕事に携わっている幸運を噛み締めている。 (伊藤条太)

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  • 全日本決勝で、とんでもないプレーを披露した宇田幸矢

  • 男子並みの豪快な卓球で全日本を制した早田ひな