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 2015ITTFワールドツアー・グランドファイナルは12月13日に男女シングルス決勝が行われ、男子シングルスは馬龍(中国)、女子シングルスは丁寧(中国)が優勝した。準決勝・決勝の記録は下記のとおり。

〈男子シングルス〉●準決勝
馬龍(中国) 5、5、ー8、ー12、7、8 張継科(中国)
樊振東(中国) ー6、4、8、ー7、8、15 許シン(中国)
●決勝
馬龍 10、10、ー11、ー7、ー7、8、9 樊振東

〈女子シングルス〉●準決勝
陳夢(中国) 3、ー7、ー8、7、6、6 田志希(韓国)
丁寧(中国) ー10、11、12、5、6 朱雨玲(中国)
●決勝
丁寧 11、ー10、7、2、ー9、7 陳夢

 馬龍は今大会、チキータでのレシーブをほとんど使わず、フォアの威力あるフリックとストップで完璧に相手のサービスをさばいた。フォアのパワードライブという最大の持ち味を生かすため、プレーをさらにモデルチェンジしてきた印象だ。決勝の樊振東戦は好ラリーが続出する一進一退の攻防だったが、最終ゲーム2ー6から8点連取で10ー6と逆転し、追いすがる樊振東を11ー9で振り切った。これで2015年は世界選手権・ワールドカップ・グランドファイナルの3冠。強豪が集うクウェートオープンや中国オープンでも優勝し、無敵の強さを誇った2015年を見事に締めくくった。

 女子優勝の丁寧は、今年後半は体調不良や故障に苦しんだ。グランドファイナルでも体のキレは落ちていたが、クロス・ストレートとコースを多彩に打ち分けながら、より合理的に打球点を選択していくプレーを見せた。決勝での陳夢との大型プレーヤー対決は、テニスのように華やかなラリー戦で観客を沸かせた。
  • やはり強かった! 表彰での馬龍と丁寧 【写真提供:ITTF】