スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 9月25日、東京・品川プリンスホテルで、「第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 卓球日本代表メダル獲得祝勝会」が盛大に行われた。

 9月に入ってからも多忙を極める五輪代表選手たち。男子チームの水谷選手は、五輪後のテレビ番組やイベントの出演、雑誌の取材は「40くらいはあったと思う」とのこと。吉村選手は昨日、高校時代を過ごした山口県山口市でパレードと祝賀会をこなし、丹羽選手も22日に出身地である北海道苫小牧市で祝賀会を開催。今回の祝賀会も北海道からの飛行機が直前の到着となり、タクシーで会場入りした。

 メディアへの露出が続く水谷選手は、祝勝会前の囲み取材で「自分の五輪は大会が終わってからもまだ続いていると思っているし、卓球の魅力を世間に伝えるのが自分の役割。それはこの1カ月で果たせたと思う。来週からロシアリーグも始まるし、これまでは練習よりメディアへの出演を優先してきたけど、これからは練習の予定が優先。しっかり切り替えていきたい」とコメントした。

 一方の女子チームも多忙。日本と台湾の両方で結婚報告会見を行った福原選手をはじめ、日米観光セミナーに参加するために安倍晋三首相とともにニューヨークを訪れたり、前日には吉村選手とパレードを行った石川選手、そして伊藤選手はアジアジュニア選手権から帰国して間もない。「メダルを獲ることができて、ありがたい忙しさでこの1カ月くらいはほとんどラケットを握っていない。ニューヨークに行って、フリータイムにブロードウェーで『オペラ座の怪人』や『アラジン』を見たり、街を歩くことができたのは貴重な体験でした。本格的に競技復帰するのは10月23日の日本リーグ・ホームマッチからですが、そろそろ練習を再開させたい」(石川)。

 そして祝勝会では、日本卓球協会の藤重貞慶会長が冒頭の挨拶で、リオでの体験談を語った。「リオで選手たちが表彰式の後で控え室に戻り、監督やコーチやスパーリングパートナー、そしてスタッフの方々にもらったメダルを掛け、喜びを分かち合い、感謝の言葉をかけているのを目の当たりにしました。団体戦の控えの大島祐哉選手、平野美宇選手が、毎日出場選手と同じ準備をしているのを見て、心が熱くなりました。まさにチーム一丸となってもぎとったメダルでした」。藤重会長は「2020年東京オリンピック・パラリンピックで、男子・女子ともに金メダルを勝ち取ろうという強い気持ちを確認し、共有する会でもございます。皆さん、卓球ニッポンが金メダルを実現しましょう!」と力強く語った。

 乾杯の挨拶は(公財)日本オリンピック委員会常務理事で、リオデジャネイロオリンピック日本選手団長も務めた橋本聖子さん。「これからの卓球協会の益々のご発展とご活躍、そして吉村ご夫妻のお幸せと福原ご夫妻のお幸せを心からご祈念申し上げて、『おめでとうございます』で杯をあげさせていただきたいと思います」と粋な計らいで、五輪後に入籍を発表した吉村選手、福原選手を祝福した。
  • 笑顔を見せる日本女子チーム

  • こちらは男子チーム。吉村選手、藤重会長からも結婚を祝福され、笑顔

  • 2020年東京五輪への決意を語った藤重会長

  • 丸川珠代五輪相もお祝いの挨拶を述べた

  • 橋本聖子・JOC専務理事の発声で乾杯!