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 落札決定後に、喜びの声で質問に答えるヤマト卓球・松下浩二社長。

——落札おめでとうございます。失礼ですが予想外でした(笑)。
松下 そんなことないでしょう(笑)。ヤマト卓球は私が社長に就任して、新しくなって6年経ち、頑張っていて、売上げも2倍以上になり、利益も出ている会社になっているので、ナショナルチームのウェアを取れてうれしいですね。
 東京五輪もあるし、今、卓球人気も高まっているし、選手も銀メダルを獲るところまで来ているので、弊社のウェアを着て、オリンピックでも金メダルを獲ってほしいですね。
 スポンサーを取れたことで、全社員でナショナルチームを応援していきたいし、これをきっかけに日本一、世界一の卓球メーカーになるために頑張っていきたい。

——いつ入札を決めたんですか?
松下 1週間くらい前です。周りの声もあり、これはスポンサーを取りにいくべきだと決めました。それなら絶対に負けない金額を提示しようということになりました。

——ヤマト卓球には、TSPとVICTAS(ヴィクタス)の2つのブランドがありますが、どちらでやるのですか?
松下 VICTASです。VICTASは元もとトップ志向の商品作りを目指していましたので、ナショナルチームをサポートするのでこのブランドのほうが代表選手にマッチングしています。

——ナショナルチームへのウェア提供というのは、数も多いし、大変だという話はよく聞きますが。
松下 大丈夫です。弊社は何千というチームにウェアを提供しています。ナショナルチームも選手50人、スタッフ50人の合計100名ほどの数ではないでしょうか。100人くらいのチームというのは日本にもいくつもありますから、そこをケアする、まとめていくのはそんなに大変ではないと思っています。

——4年契約の中に、2020年の東京五輪があります。今の卓球人気を考えると代表ウェアになる意味は大きいですね。
松下 そこもあるので、入札には入りたかったですね。地元のオリンピックで会社のウェアを着てもらうのは社内的にも、世界的にも大きいですね。ブランディングを世界の中で確立させる意味も大きい。今までは「VICTASって何? どこのブランド?」と言われたりすることもあったのですが、これで世界中の人に知ってもらえる。また従来のスポンサーから変わったということでも何かと話題になるのもPRになると思っています。
  • 勝負をかけたヤマト卓球の入札トリオ。左から坂巻さん、松下社長、菅専務