スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 ITTF(国際卓球連盟)が発表した2017年11月発表の世界ランキングで、丹羽孝希(スヴェンソン)が前回8位から自己最高位の5位にランクアップ。6位の水谷隼(木下グループ)を抜き、日本男子でランキング最上位となった。

 丹羽は2013年9・10月のランキングで水谷を抑え、日本男子で最上位を記録している。この時の両選手のランキングは、13年9月が丹羽13位・水谷15位、13年10月が丹羽12位・水谷14位だった。13年11月に水谷(14位)が丹羽(15位)を抜き返してからは、4年1カ月に渡って水谷が最上位に君臨してきた。

 この当時は両選手とも10位台前半だったが、今回はトップ10圏内、5位か6位かというランキングでの争い。国際大会に4カ月以上出場しないとランキングから外れるシステムに変わったため、単純な比較はできないものの、16年リオ五輪銅メダルの水谷と17年世界選手権ベスト8の丹羽による、よりハイレベルなランキング争いだ。

 2018年1月から、ITTFは新しい方式の世界ランキングをスタートさせる。対戦相手との実力差が反映されるレーティングポイントに、各大会の成績によるボーナスポイントを加算してランキングポイントとする現在の方式から、純粋に各大会での成績のみがランキングポイントとして積算されていく。

 新方式に基づくランキングも試験的に発表されており、11月発表のランキングでは、男子は丹羽が4位、松平健太が5位、水谷が10位にランクされている。国際大会に出場し続けなければランキングをアップ、もしくはキープできない点ではテニスと同じだが、クラブチームで数多くの試合をこなす卓球の選手たちにとっては、より苛酷なランキングレースが待ち受けている。
  • 17年11月の世界ランキングで、日本男子最上位となった丹羽孝希