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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

 U21男子シングルス1回戦に、早稲田大所属の松原大がチリ代表で出場。祖父が日本人という松原は、ブラジルで生まれた後、チリに移住。10歳で卓球を始め、チリのジュニアナショナルチームに入っていた経歴を持っている。日本財団の奨学金で来日し、1年間日本語学校に通い、今年の春から早稲田大に入学。難関だったという奨学金の選考を通過し、日本で勉強と卓球に励んでいる。
 これまで南米で開催されたワールドツアー・チャレンジシリーズには出場した経験はあるが、今回のようなプラチナシリーズへの出場は初めて。「トレーニングがキツイ。まわりのレベルが高いので、練習はむちゃくちゃ厳しいです」という早稲田大で磨いた腕を披露したかったが、試合は「強かったですね。フリックやチキータがうまくできても、それで崩すことができなかった。3球目を打たせてもらえなかった」と朴延宇(韓国)にストレートで敗戦。
 今後の目標は、ジャパンオープンのような大きなイベントで勝てる実力をつけることと語った松原。祖父の母国で文武両道で頑張る松原の今後に期待したい。

U21男子シングルス1回戦
朴延宇(韓国) 6、5、5 松原大(チリ)
  • 惜しくも1回戦敗退となった松原