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 8月14日より本日まで、ロート製薬杯・第37回全国ホープス大会が山梨・甲府市小瀬スポーツ公園体育館で開催され、男子は田阪卓研(京都)、女子は石田卓球クラブ(福岡)がともに2年ぶりの優勝を果たした。

【男子】
優勝:田阪卓研(京都) ★2年ぶり2度目
準優勝:石田卓球クラブ(福岡)
3位:育徳クラブ(大阪)、偉関TTL(東京)

◆決勝
〈田阪卓研 3-0 石田卓球クラブ〉
○松島輝 3-0 田中
○松島翔 3-0 石田
○松島輝/西面 3-1 石田/森

 本命不在、混戦模様の男子を制したのは田阪卓研。スーパーエースの松島輝空が単複でチームを牽引。シングルスはもちろん負けなしの全勝、ダブルスでも小学5年の西面をリードし、大車輪の活躍を見せた。前回優勝時はなかなか勝ち星を上げられなかった弟の小学4年生・松島翔空も成長ぶりをアピール。父の松島卓司監督が「大会前、翔空が卓球人生で初めて『優勝したい』と口にした」と教えてくれたが、その言葉どおり、勝負どころで貴重なポイントを上げる。準決勝でも決勝点、決勝も2番で勝利、ダブルスと同時進行の4番も相手エースの田中を追いつめるなど存在感を放っていた。
 石田卓球クラブは準決勝で渡部を擁する偉関TTLを5番までもつれた末に破ったが、決勝ではストレートで敗戦。全国ホープス史上初の男女同時優勝は叶わず。

【女子】
優勝:石田卓球クラブ(福岡) ★2年ぶり3度目
準優勝:T.Cマルカワ(岡山)
3位:富久山卓球クラブA(福島)、MIHOTAKU(静岡)

◆決勝
〈石田卓球クラブ 3-0 T.Cマルカワ〉
○青木 3-0 面手
○大野 3-2 髙森
○小塩/大野 3-2 面手/近藤

 昨年の準優勝メンバーがそのまま残ったT.Cマルカワ、全日本ホープス準優勝の青木、同3位の小塩が揃う石田卓球クラブの2強が決勝で激突。1番は青木と面手のエース対決となったが、やや精細を欠いた面手に対して、青木が打ち合いでも強さを見せてストレートで勝利。T.Cマルカワは2番にツインエースの髙森を置いて勝負をかけたが、石田卓球クラブ・大野が髙森の攻撃を跳ね返し続け、フルゲームで殊勲の星をあげる。ダブルスはT.Cマルカワペアが2-0とゲームカウントをリードしたが、粘る石田卓球クラブが追い上げる。同時進行の4番で先に青木が勝利して石田卓球クラブの優勝が決定したが、ダブルスもフルゲームジュースまでもつれた末に大逆転勝利を上げて、ストレートで優勝を決めた。松井監督は試合後「マルカワさんとの直接対決で勝って優勝したかった」と語ったが、ガチンコで頂上対決を制し、見事優勝を勝ち取った。
 T.Cマルカワ、昨年逃した優勝を取りにいくという気持ちはどのチームよりも強かったはずだが、2年連続の準優勝。面手、髙森の両輪を軸に決勝へ勝ち上がったが、競り合いの中であと1本を奪えない展開が続いて0-3で敗戦。悲願の初優勝には手が届かなかった。