●ジュニア男子決勝
吉村(野田学園高) 7、-10、5、10 酒井(JOCエリートアカデミー/帝京)
●ジュニア女子決勝
加藤美(JOCエリートアカデミー) -8、8、12、8 平野(JOCエリートアカデミー)
今年度のジュニアチャンピオンは、男子は野田学園高の吉村和弘、女子はJOCエリートアカデミーの加藤美優に決定!
吉村は兄・真晴に勝るとも劣らない豪快な両ハンドドライブを連発。回り込んでバッククロスに放つシュートドライブ、中陣から一発で打ち抜くバックドライブの弾道は直線的で、目にもとまらぬ速さで相手コートを駆け抜ける。酒井も得意の高速カウンターや、ループドライブでの緩急で応戦したが、吉村の球威に押された。第4ゲームは先にゲームポイントを奪い、ゲームオールにもつれるかと思われたが、最後まで吉村の猛攻を食い止めることができなかった。野田学園からは初のジュニアチャンピオンの誕生だ。
女子優勝の加藤は、女子シングルス6回戦で福原と激戦を繰り広げた疲れも見せず、懐の深い両ハンドと、ブロックからの威力あるカウンタードライブを披露。ともにJOCエリートアカデミー所属で手の内を知り尽くしているが、加藤がサービス・レシーブで優位に立ち、その後のラリーも優勢に展開した感があった。
一昨年に続く決勝進出で、またも2位に終わった平野は、試合後に悔し涙。しかし、まだ中学1年生。来年以降もチャンスは十分にあるだろう。