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中国リポート

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 昨日発表された、中国国家チームの新たな指導体制。興味深いのは、同時に発表された「賞罰制度」だ。監督とヘッドコーチの相互責任制によるこの賞罰制度は、中国チームが出場する国際大会にグレードに応じてポイントを割り振り、一定のラインを超えれば報奨があり、最低ラインを下回ると処罰を受けるという厳しいもの。各大会へのポイントの配分は下記のとおり。

〈第一級〉
世界選手権(男女シングルス優勝:4000点/混合ダブルス優勝:2000点)
チームワールドカップ(男女団体優勝:2500点)
アジア選手権(男女団体優勝:2500点)
〈第二級〉
男子・女子ワールドカップ(男女シングルス優勝:1000点)
アジア選手権(男女シングルス優勝:1000点/混合ダブルス優勝:1000点)
アジアカップ(男女シングルス優勝:1000点)
〈第三級〉
中国オープン(男女シングルス優勝:500点/混合ダブルス優勝:500点)
ジャパンオープン(男女シングルス優勝:500点/混合ダブルス優勝:500点)
ITTFワールドツアー・グランドファイナル(男女シングルス優勝:500点/混合ダブルス優勝:500点)

 2年に1度開催される世界選手権とアジア選手権は、ポイントが2年間有効になる。ポイント対象の9つの大会での合計得点が14000点を上回ると報奨を受けるが、逆に12000点を下回ってしまうと、監督はヘッドコーチへ、ヘッドコーチはコーチへと降格。コーチ陣全体にも給与の部分カットなどの処罰があり、男女チームどちらかが基準を満たさない場合は連帯責任になるという。優勝以外はポイントがつかないというのは、なかなか厳しい。

 ちなみに2018年の中国チームを例に取ると、男子チームは14500点、女子チームは14000点。どちらもノルマをクリアしている。近年の中国チームの成績を考えれば、第一級の3大会でのポイントは「基礎点」のようなもの。日本は男女チームとも総合得点が3000点であることを考えると、まだ両チームの差は小さくない。

 それでも、中国もビッグゲームでのシングルスや団体のタイトルをひとつ失えば、このノルマを達成するのは難しくなり、コーチ陣にも大きなプレッシャーがかかる。そして中国にとって、最大の脅威となるのは間違いなく日本だ。
  • 数値による目標設定は、いかにも劉国梁会長らしいやり方だ(写真提供:ピンパン世界)