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欧州リポート

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 ブンデスリーガ1部へワイルドカードでの参入申請を行っていた新クラブ、TTCノイ・ウルムがライセンスを獲得。これにより2019/2020シーズンのブンデスリーガ1部は12チームで争われることとなった。
 かつてボル(ドイツ)などもプレーしたゲナンという1部所属のクラブをハナウが買収し、ゲナンのライセンス資格を引き継いで1部参戦というケースはあったが、まったく新しいクラブを作っての1部加入というのは珍しいケース。もともと1部12チーム制を進めていたが、資金面で2部から昇格できるチームがなく、特例としてTTCノイ・ウルムに1部参入のライセンスが与えられた。
 クラブの創設者はウルム出身で起業家のフロイアン・エブナー。かつてサッカーのブンデスリーガ1部に在籍していたSSVウルム1846で会長を務めた経験もあり、ゴルフ場を経営するなどスポーツ分野にも精通している。クラブへの投資額は30万ユーロ(約3800万円)とも言われており、TTCノイ・ウルムでの活動を通したブンデスリーガのさらなる発展も目論む。

 5月31日の契約期間までにTTCノイ・ウルムは急ピッチで選手との交渉を重ね、今シーズンはブレーメンでプレーしたツボイ(ブラジル)、TリーグのT.T彩たまとの契約が切れたアポロニア(ポルトガル)と、ブンデスリーガでのプレー経験豊富な2人を獲得。他にもフランスのサリフ、スウェーデンのブロッドという中堅どころに、地元ドイツの16歳・スタンパーをラインナップ。
 加えて、中国からも元世界選手権代表のハオ帥、2013年全中国運動会ベスト8で超級リーグでの実績も豊富な崔慶磊が加入。2人が何試合出場できるかは不明だが、出場する試合では確実なポイントゲッターとして期待できる。
 それだけではない。先の世界選手権で大躍進の3位入賞を果たした安宰賢(韓国)も、韓国卓球協会の許可が下りれば、TTCノイ・ウルムのメンバーとして試合に出場。ただ、グリューンヴェッターズバッハと契約合意した趙勝敏が韓国卓球協会からの許可が下りず、出場できるか微妙、というニュースが先日流れたばかり。ニュースターの参戦については続報が待たれる。

 そしてチームを率いるのは、自身もブンデスリーガでプレーし、オフチャロフ(ドイツ)のプライベートコーチでもある陳宏宇。2014年からは超級リーグの江蘇中超電纜で監督を務めていたが、再びブンデスリーガへ戻ってきた。

 安宰賢の動向だけでなく、ホームアリーナも未定など、まだ不確定な部分も多いが、来シーズンのブンデスリーガで台風の目となる可能性は十分にあるTTCノイ・ウルム。創設者のエブナーは1シーズン目の目標を「リーグ中位」と語ったが8月16日に開幕するファーストシーズンに注目が集まる。
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