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世界卓球 パリからジュテーム速報
~伊藤条太のお前にトリコロール!~

相手は台湾のチェン(WR61)/リュウ(WR258)。

福原、平野の世界ランクは12位と32位。

第1ゲームは取った。

ITTF会長に就任

2013/05/16

昨日の総会で、シャララ会長が「イス取りゲームで勝った人に会長をやってもらいます」と言ったので一番に座って会長になった。

就任後、さっそく卓球をサッカー並みのスポーツにする施策として「名前をテーブルサッカーにすること、ボールを直径30cmにすること、11人でやること」などの骨子を述べた。

今後はITTF(Imagiation Table Tennnis Federation)、つまり妄想卓球連盟会長ということでヨロシク!
地元、フランスのマテネ/ロビノとドイツのフランジスカ/メンゲルの試合が大変なことになっている。3-3のフルゲームで競りに競っているのだが、何がすごいって、応援がよ。フランスが1点取るごとに会場全体がうぉーっとなる。それだけではなく、例のズンズンチャッ、ズンズンチャッというフレーズがスピーカーから流れるのだ。いやいやいや。素晴らしいけど敵に回したくはない。

と、書いているうちにフランスが勝った。

天才女子選手

2013/05/16

朝食のときの仲村さんとの話には、もうひとつ面白いものがあった。それは昨日、石川が女子シングルスで勝った相手、チェコのシュトルビコバのことだ。彼女は天才だということだ。女子であのボールタッチは天才で、中国は練習でできるようになっているが、彼女は自然にできている、中国にもあんな天才はいないという。それは一緒に試合を見ていた松下浩二さんも言っていたそうだ。

ところが彼女は、ちょっとリードすると遊ぶプレーを入れてしまう、6-3でリードしていても、6-6にしてから本気だそうと自分が楽しいプレーをしてしまう。それで後から勝とうとしても結局は勝てず、世界ランクは低いのだという。仲村さんは自分がまさにそういう選手だったからよくわかるという。

仲村さんや松下さんはもともと彼女を知っていたわけではなく、初めて試合を見てそう思ったという。実は私は石川の試合中、隣の星野さんがまったく同じことを言っているのを聞いていた。「あんな才能ある女子選手見たことない。手を抜かないでやったら石川さんに勝ち目ないよ。でも彼女は絶対手を抜く。抜かないで試合をすることができないのね。キンちゃん(仲村さんのこと)と同じだよ」と言っていた。

私はそんなこと見ていてまったくわからなかったと言うと、仲村さんは「一般の人にはわからないようですけど、我々からしたら明らかです」と言っていた。俺は一般の人なのだなあ。

こんな話をテレビで解説したら絶対面白いと思った。もっとも、放送できないことも言いそうでハイリスクだが。星野さんが彼女の試合を見ながら書いたメモを見ればそのリスクがお分かりいただけることと思う。
ポーランドには悪いが、調子に乗った日本ペアの相手ではなかった(俺も調子に乗った)。
よくあることだ。さあ最後、締めるか。
てなことを書いてたら、賢二/張が4-0で勝った。ほっほー。さあさあこれからだ。ありがとう賢二張。もう面倒だから賢張って呼ぼ。
久しぶりに日本選手の勝利が見られそうだ。

我々取材陣の間では「今日中に日本選手がトーナメントから消える」という最悪の事態が危惧されている。まあ、そんなのは一雑誌社の都合だからどうでもいいが。
うむ。岸川が本調子じゃないが負ける要素はないだろう。こういうとき水谷の安定は頼もしい。
相手はインドネシアのハルリ(WR1683)/マルディヨノ(WR1684)。

賢二と張の世界ランクは70位と41位。これも勝つよなあ。いや、脅かすわけじゃないけど。実際、すでにゲームカウント2-0でリードしてる。