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欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 続いて女子のドロー。男子より4チーム少ない12チームでの争いとなる。一昨年優勝、昨年準優勝のDr.チャッスル(クロアチア)は今シーズンは参戦せず。

女子
【ブループA】
◆ベルリン・イーストサイド(ドイツ)
スッチ(ルーマニア)、エクホルム(スウェーデン)、ユ・フ(ポルトガル)、ポータ(ハンガリー)、ミッテルハム、シャン・シャオナ(ともにドイツ)、カマス(インド)

◆リール・メトロポール(フランス)
マダラシュ(ハンガリー)、ケートクエン(タイ)、トドロビッチ(セルビア)

◆ギルバウ・ヴィック(スペイン)
チャン・シュアン(スペイン)、O.フェヘル(ハンガリー)、G.フェヘル(ハンガリー)、キャリー(ウェールズ)

【グループB】
◆セント・クエンティン(フランス)
チャン・モー(カナダ)、ミハイロワ(ロシア)、ルマンセク(フランス)

◆カルタヘナ(スペイン)
フー・メレク(トルコ)、エルデリー(セルビア)、リウ・シン(中国)

◆カリンシアウィンド・フィラッハ(オーストリア)
A.ゾルヤ、リ・チャンビン(ともにオーストリア)、キリツァ(ロシア)

【グループC】
◆タルノブジェク(ポーランド)
サマラ(ルーマニア)、ハン・イン(ドイツ)、ウー・ユエ(アメリカ)、リー・チェン(ポーランド)、Vi.パブロビッチ(ベラルーシ)、顧若辰(中国)

◆ブダオルシ21(ハンガリー)
ペルゲル、ロバシュ(ともにハンガリー)、スルヤン(セルビア)

◆メス(フランス)
シャスラン、グルンディシュ(ともにフランス)、モンテイロ-ドデアン、ディアコヌ(ともにルーマニア)

【グループD】
◆フロシュベルグ(オーストリア)
ポルカノバ、浜本由惟(ともにオーストリア)、蘇慧音(香港)、ベリストロム(スウェーデン)

◆ホドーニン(チェコ)
パルティカ(ポーランド)、バチェノフスカ(チェコ)、呉穎嵐(香港)

◆レカ・エニア(スペイン)
シャオ・マリア(スペイン)、林珈芝(チャイニーズタイペイ)、チャン・ジン(中国)


 グループA、12チーム中トップシードのベルリン・イーストサイドはタイトル奪還に向け大型補強。エクホルム(スウェーデン)、ポータ(ハンガリー)、シャン・シャオナ(ドイツ)ら既存のメンバーに加え、リール・メトロポール(フランス)からスッチ(ルーマニア)、今季ECL不参戦のDr.チャッスルからユ・フ(ポルトガル)を獲得。若手のミッテルハム(ドイツ)も成長中で3シーズンぶりの優勝に向け、強力な布陣を揃えた。
 4グループ中、最も接戦となりそうなのがグループB。各チームとも中国からの帰化選手がいるが、その他のメンバーに大きな戦力差はなく、どのチームが決勝トーナメントに進んでもおかしくはない。
 昨シーズン初優勝を果たしたタルノブジェクはグループCに入った。ウー・ユエ(アメリカ)が加わった以外は昨シーズンと同じメンバーで2連覇を狙う。若手・中堅の実力者を揃えたメスも上位を伺う。
 グループDのフロシュベルグには昨シーズンに続き浜本由惟(オーストリア)が所属。主軸のポルカノバ(オーストリア)にカットマンのベリストロム(スウェーデン)、蘇慧音(香港)のメンバー構成だが、浜本がEU枠となるため、蘇慧音と同時出場も可能。3度目のECL制覇なるか。昨シーズンベスト8のホドーニンはTリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋でプレーしていた呉穎嵐(香港)を獲得。パルティカ(ポーランド)、バチェノフスカ(チェコ)と3人揃って出場できればなかなか手強いチームだ。

 女子は男子以上に各チームの戦力格差が大きい印象。ボルシア・デュッセルドルフとタルノブジェクが2強、それをフロシュベルグが追う展開となりそうだ。
  • ベルリン・イーストサイドに加入のスッチ。チームをVへ導けるか

  • タルノブジェクはほぼ同メンバーで連覇を目指す。写真はハン・イン

  • 昨シーズンはECL出場がなかった浜本だが、今シーズンはいかに

 昨週末に2019/2020シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグのグループリーグの抽選が行われ、男女各4グループのドローが決定。男子の各グループの振り分けは下記のとおり。

男子
【グループA】
◆オレンブルク(ロシア)
オフチャロフ(ドイツ)、フレイタス(ポルトガル)、サムソノフ(ベラルーシ)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)、リヴェンツォフ(ロシア)

◆ミュールハウゼン(ドイツ)
メンゲル(ドイツ)、Da.ハベソーン(オーストリア)、イオネスク(ルーマニア)、ヤンカリク(チェコ)

◆アンジェ(フランス)
Jon.パーソン、ルンクイスト(ともにスウェーデン)、ジェラルド(ポルトガル)、ランドリュー(フランス)

◆レカ・エニア(スペイン)
ゴーシュ(インド)、メルズリキン(ロシア)、セダルンド(スウェーデン)

【グループB】
◆ロスキレ(デンマーク)
メイス、ツァイ・ユージア、ベンツェン(すべてデンマーク)、トキッチ(スロベニア)、ピチフォード(イングランド)

◆UMMC(ロシア)
グルーツ(デンマーク)、シバエフ(ロシア)、ガチーナ(クロアチア)

◆ウォルターヴェルス(オーストリア)
コジッチ(クロアチア)、スディ(ハンガリー)、姜勲洙、朴康賢(ともに韓国)

◆オストラヴァ2016(チェコ)
オリバレス(チリ)、ベリク、バイガー、コルベル(すべてチェコ)

【グループC】
◆ザールブリュッケン(ドイツ)
フランチスカ(ドイツ)、ヨルジッチ(スロベニア)、プレテア(ルーマニア)、ポランスキー(チェコ)、尚坤(中国)

◆ボゴリア(ポーランド)
ギオニス(ギリシャ)、シルチェク(チェコ)、バドフスキー(ポーランド)、吉田海偉(日本)

◆ヴィルヌーヴ(フランス)
Ni.アラミヤン(イラン)、プリシュチェパ(ウクライナ)、ガディエフ、ラキーフ(ともにロシア)

◆フンカル(ポルトガル)
サヒード(コンゴ共和国)、サルグ(ルーマニア)、ブキン(ロシア)

【グループD】
◆ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)
ボル、ワルサー(ともにドイツ)、K.カールソン、シェルベリ(ともにスウェーデン)、アチャンタ(インド)、O.アサール(エジプト)

◆エンヌボン(フランス)
ウォーカー(イングランド)、ニュイティンク(ベルギー)、ファン・シェンペン(中国)、R.ロビノ(フランス)

◆スポルティング(ポルトガル)
カルバリョ(ポルトガル)、アルナ、アビオドゥン(ともにナイジェリア)

◆スター・クロアチア(クロアチア)
松平健太(日本)、ガンダス(トルコ)、チウ・リャン(ドイツ)、孫嘉宏(チャイニーズタイペイ)、譚瑞午(クロアチア)

 昨シーズン優勝のオレンブルクはミュールハウゼン、そして前回3位のアンジェと同グループに。オレンブルクは閣安(中国)が抜けたが、荘智淵(チャイニーズタイペイ)が加入。荘智淵はTリーグとの兼任での出場になりそうだが、オフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)、フレイタス(ポルトガル)のラインナップは頭一つ抜け出している。各グループ2位までが準々決勝に進出するが、ミュールハウゼンとアンジェも欧州の中堅どころが揃っており、最も熾烈なグループとなりそうだ。
 グループBのトップシードはロスキレ。昨シーズンは若手のツァイ・ユージアに、ベテランのメイス、ベンツェンとデンマークの選手が主力だったが、今シーズンはピチフォード(イングランド)、トキッチ(スロベニア)が加入。オレンブルクの荘智淵同様、ピチフォードもTリーグとの兼任となるが、ポイントゲッターとして期待される。昨シーズン準優勝のUMMCは方博(中国)が今シーズンは参戦せず、戦力ダウン。
 グループCはザールブリュッケンが大本命か。大黒柱のフランチスカ(ドイツ)にヨルジッチ(スロベニア)が成長を見せ、昨シーズンはブンデスリーガで決勝に進出。今シーズンは尚坤(中国)が加入し、さらに戦力層が厚くなった。ボゴリアには昨シーズンに続き、吉田海偉(東京アート)が所属。38歳のベテランだが、昨シーズンも準々決勝のボルシア・デュッセルドルフ戦でK.カールソン(スウェーデン)に完勝するなど、まだまだ強い。
 王座奪還を目指すボルシア・デュッセルドルフはワルサー(ドイツ)が加入。きっちり得点をあげてベテランのボル(ドイツ)の負担を軽くしたいところだ。エースのピチフォードが抜けたエンヌボンは同じイングランド代表のウォーカーを獲得。一昨年、準決勝進出と旋風を起こしたスポルティングは昨シーズンと変わらぬメンバー。グループ突破はアルナ(ナイジェリア)の奮闘次第か。また、スター・クロアチアには松平健太(T.T彩たま)が所属する。
  • オレンブルクに加入の荘智淵

  • ピチフォードはTリーグと兼任での出場となりそう

  • 吉田はボゴリアで2シーズン目のECL参戦

 ブンデスリーガ1部へワイルドカードでの参入申請を行っていた新クラブ、TTCノイ・ウルムがライセンスを獲得。これにより2019/2020シーズンのブンデスリーガ1部は12チームで争われることとなった。
 かつてボル(ドイツ)などもプレーしたゲナンという1部所属のクラブをハナウが買収し、ゲナンのライセンス資格を引き継いで1部参戦というケースはあったが、まったく新しいクラブを作っての1部加入というのは珍しいケース。もともと1部12チーム制を進めていたが、資金面で2部から昇格できるチームがなく、特例としてTTCノイ・ウルムに1部参入のライセンスが与えられた。
 クラブの創設者はウルム出身で起業家のフロイアン・エブナー。かつてサッカーのブンデスリーガ1部に在籍していたSSVウルム1846で会長を務めた経験もあり、ゴルフ場を経営するなどスポーツ分野にも精通している。クラブへの投資額は30万ユーロ(約3800万円)とも言われており、TTCノイ・ウルムでの活動を通したブンデスリーガのさらなる発展も目論む。

 5月31日の契約期間までにTTCノイ・ウルムは急ピッチで選手との交渉を重ね、今シーズンはブレーメンでプレーしたツボイ(ブラジル)、TリーグのT.T彩たまとの契約が切れたアポロニア(ポルトガル)と、ブンデスリーガでのプレー経験豊富な2人を獲得。他にもフランスのサリフ、スウェーデンのブロッドという中堅どころに、地元ドイツの16歳・スタンパーをラインナップ。
 加えて、中国からも元世界選手権代表のハオ帥、2013年全中国運動会ベスト8で超級リーグでの実績も豊富な崔慶磊が加入。2人が何試合出場できるかは不明だが、出場する試合では確実なポイントゲッターとして期待できる。
 それだけではない。先の世界選手権で大躍進の3位入賞を果たした安宰賢(韓国)も、韓国卓球協会の許可が下りれば、TTCノイ・ウルムのメンバーとして試合に出場。ただ、グリューンヴェッターズバッハと契約合意した趙勝敏が韓国卓球協会からの許可が下りず、出場できるか微妙、というニュースが先日流れたばかり。ニュースターの参戦については続報が待たれる。

 そしてチームを率いるのは、自身もブンデスリーガでプレーし、オフチャロフ(ドイツ)のプライベートコーチでもある陳宏宇。2014年からは超級リーグの江蘇中超電纜で監督を務めていたが、再びブンデスリーガへ戻ってきた。

 安宰賢の動向だけでなく、ホームアリーナも未定など、まだ不確定な部分も多いが、来シーズンのブンデスリーガで台風の目となる可能性は十分にあるTTCノイ・ウルム。創設者のエブナーは1シーズン目の目標を「リーグ中位」と語ったが8月16日に開幕するファーストシーズンに注目が集まる。
  • 36歳となったハオ帥だが、実力は健在

  • アポロニアはTリーグからブンデスリーガへカムバック

  • 安宰賢の参戦やいかに?

 オクセンハウゼンの15シーズンぶりの優勝で幕を閉じた2018/19シーズンのブンデスリーガだが、各チームとも来シーズンに向けて動き出している。リーグ戦終盤から、来シーズンに向けた移籍情報も続々と発表。現時点での各チームのラインナップは下記のようになっている。

●ボルシア・デュッセルドルフ
契約更新:ボル(ドイツ)、K.カールソン、シェルベリ(ともにスウェーデン)、O.アサール(エジプト)
加入:ワルサー(ドイツ/←グリューンヴェッターズバッハ)

●オクセンハウゼン
契約更新:カルデラノ(ブラジル)、ゴーズィ(フランス)、フェガール(オーストリア)、ディヤス(ポーランド)
加入:シドレンコ(ロシア/←ベルクノイシュタッド)
離脱:張禹珍(韓国)

●ザールブリュッケン
契約更新:フランチスカ(ドイツ)、ヨルジッチ(スロベニア)、ポランスキー(ポーランド)、プレテア(ルーマニア)
加入:尚坤(中国/←ポーランドリーグ:ジャウドヴォ)
離脱:ラスムッセン(デンマーク/→グリューンヴェッターズバッハ)、廖振珽(チャイニーズタイペイ)

●ベルクノイシュタッド
契約更新:ドゥダ(ドイツ)、ロブレス(スペイン)、ドリンコール(イングランド)
加入:ミノ(エクアドル/←2部:ボルシア・ドルトムント)
離脱:シドレンコ(ロシア/→オクセンハウゼン)

●フルダ・マーバーツェル
契約更新:フィルス(ドイツ)、プツァル(クロアチア)
加入:ムン・ファンボー(ドイツ/←2部:フルダ・マーバーツェルⅡ)
離脱:王熹(ドイツ/→グリューンヴェッターズバッハ)

●ミュールハウゼン
契約更新:イオネスク(ルーマニア)、メンゲル(ドイツ)、Da.ハベソーン(オーストリア)、ヤンカリク(チェコ)

●グリューンヴェッターズバッハ
契約更新:グナナセカラン(インド)、チウ・ダン(ドイツ)
加入:王熹(ドイツ/←フルダ・マーバーツェル)、ラスムッセン(デンマーク/←ザールブリュッケン)、趙勝敏(韓国)
離脱:ワルサー(ドイツ/→ボルシア・デュッセルドルフ)、トキッチ(スロベニア)

●ケーニヒスホーフェン
契約更新:及川瑞基(日本)、オルト(ドイツ)、ゼリコ(クロアチア)
加入:シュテガー(ドイツ/←ブレーメン)
離脱:マジョロス(ハンガリー/→フランスリーグ)

●グレンツァオ
契約更新:ボボチーカ(イタリア)、リンド(デンマーク)
加入:ジャー(アメリカ/←2部:マインツ)、スゴウロポロス(ギリシャ/←スウェーデンリーグ:エースレーブ)
離脱:ゲラシメンコ(カザフスタン/→ブレーメン)、アギーレ(パラグアイ/→ブレーメン)

●ブレーメン
契約更新:スッチ(ルーマニア)
加入:ゲラシメンコ(カザフスタン/←グレンツァオ)、アギーレ(パラグアイ/←グレンツァオ)、ファルク(スウェーデン/←フランスリーグ:ポントワーズ)
離脱:シュテガー(ドイツ/→ケーニヒスホーフェン)、ランビエ(ベルギー/→フランスリーグ:シャルトル)、ツボイ(ブラジル)

●ユーリッヒ
契約更新:デヴォス(ベルギー)、クレイン(ドイツ)
加入:コズル(スロベニア/←オーストリアリーグ:ウォルターヴェルス)
離脱:アレグロ(ベルギー/→フランスリーグ)


 王者・オクセンハウゼンは張禹珍が1シーズンでチームを去ることとなったが、他のメンバーは変わり無し。新たにリープヘル・マスターカレッジで修行中の17歳・シドレンコが加わった。来シーズン、王座奪還を目指すボルシア・デュッセルドルフはワルサーが2013/14シーズン以来の復帰。地元・ドイツ代表、世界ランキング39位と実力をつけて古巣に帰ってきた。プレーオフ決勝に進み、好ゲームを展開したザールブリュッケンは若手2人をリリースすることになったが、元中国代表の左腕・尚坤が加入。今シーズンはポーランドの強豪、ジャウドヴォでプレーした尚坤、2015年ジャパンオープンでは3位、2017年ハンガリーオープンで準優勝など実力は高い。
 4月の世界選手権準優勝のファルクはブレーメンへ。メンバーが大幅に入れ替わった中でエースとして期待される。そのブレーメンへ2人の選手が移籍していったグレンツァオはヨーロッパユース選手権2連覇、ヨーロッパU21選手権優勝のスゴウロポウロス、ユース五輪銅メダルのジャーと若手有望株2人を獲得。センスを感じさせる20歳のリンドとともに、若いメンバーでどこまで成績を残せるか楽しみだ。ワルサーが離脱したグリューンヴェッターズバッハはベテランチョッパーの王熹に、趙勝敏、ラスムッセンと若手サウスポー2人が加入した。シュテガーは、長年プレーしたブレーメンを離れ、ケーニヒスホーフェンへ。38歳となったシュテガーだが、昨シーズンは23勝をあげて個人成績2位とまだまだ強い。今シーズンより1部に昇格するも、0勝20敗と絶望的なシーズンとなったユーリッヒは世界ランキング91位のコズルが加わったが、2シーズン越しの勝利なるか。
  • 世界選手権2位のファルクはブレーメンへ

  • ポイントゲッターとなりそうな尚坤

  • 欧州のホープ、スゴウロポウロスがドイツ上陸

  • ジャーは今季2部で26勝と圧倒的な強さを見せて1部の契約をつかみ取る

【2018/19 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆プレーオフ決勝
<オクセンハウゼン(1位) 3-0 ザールブリュッケン(3位)>
○ゴーズィ -10、8、8、-9、8 フランチスカ
○カルデラノ 3、-13、-6、8、7 廖振珽
○フェガール -1、-11、9、11、8 ヨルジッチ
★オクセンハウゼンが15シーズンぶりの優勝

 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部、今シーズンの優勝はオクセンハウゼン。準決勝で5連覇中のボルシア・デュッセルドルフを下して勝ち上がってきたザールブリュッケンとの決勝を制し、2003/2004シーズン以来、15シーズンぶりの優勝を飾った。
 トップでは世界選手権でも許シン(中国)を下す活躍を見せたゴーズィ(フランス)と今シーズン個人成績1位のフランチスカ(ドイツ)の対戦。試合は最終ゲームまでもつれたが、5ゲーム目の壮絶な打撃戦をゴーズィが制し、オクセンハウゼンが先取点をあげた。
 続く2番、ザールブリュッケンは23歳の廖振珽(チャイニーズタイペイ)を起用。レギュラーシーズン4勝4敗、プレーオフ準決勝でも出番がなかった廖振珽がカルデラノ(ブラジル)に食らいつく。1ゲーム目こそカルデラノが圧倒するも、2、3ゲーム目は前陣でしつこい攻めを見せた廖振珽が奪う。しかし、ここからギアを入れ直したカルデラノが4、5ゲームを奪い返し、逆転勝利。オクセンハウゼンが優勝に王手をかけた。
 後がなくなったザールブリュッケンはヨルジッチ(スロベニア)。今シーズンからザールブリュッケンに加入し、シーズン15勝、準決勝ではボル(ドイツ)に勝利するなど、成長を見せている20歳がフェガール(オーストリア)からいきなり2ゲームを連取する。しかし、ベテランのフェガールは崩れず。競り合いながらも3ゲームを連取して15シーズンの優勝を決めた。

 オクセンハウゼンはドイツカップも制しており、今シーズン2冠を達成。ゴーズィ、カルデラノの両軸に今シーズンはボルシア・デュッセルドルフからフェガールが移籍。ディヤス(ポーランド)も順調に力をつけており、レギュラーシーズンでも1位と安定した強さで戦い抜いた。
 3試合とも2-3で敗れてのストレート負けと、悔やみきれない敗戦となったザールブリュッケンもシーズン3位からの決勝進出と健闘。大黒柱のフランチスカに、今シーズンは廖振珽、ヨルジッチ、ポランスキー(チェコ)、ラスムッセン(デンマーク)と将来有望な若手が大量に加入し、レギュラーシーズンで着実に成長を見せた。
 
写真提供:オクセンハウゼン
  • 15シーズンぶりの優勝! 歓喜のフォトセッション

  • 逆転勝利のカルデラノをベンチが迎え入れる

  • 優勝を決めたフェガール

  • 勝利の美酒に酔いしれた

【2018/19 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●女子決勝第2戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-2 Dr.チャッスル(クロアチア)>
○ハン・イン 5、9、7 杜凱琹
○サマラ 3、-7、10、-11、4 ユ・フ
 リー・チェン -5、-6、-7 倪夏蓮○
 サマラ 2、-8、-7、-8 杜凱琹○
○ハン・イン 4、8、9 ユ・フ
★タルノブジェクが初優勝

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ女子決勝第2戦は、ハン・イン(ドイツ)が2得点を叩き出しタルノブジェクが2連勝。これまで準優勝が2度と頂点まで足踏みが続いていたタルノブジェクだったが、3度目の正直で初優勝を達成した。

 タルノブジェクは第1戦で2得点をあげた顧若辰(中国)が欠場するも、トップでハン・インが快勝すると2番ではサマラ(ルーマニア)がフルゲームの末にユ・フ(ポルトガル)に勝利し、王手。しかし、連覇を狙うDr.チャッスルも55歳の大ベテラン・倪夏蓮(ルクセンブルク)がリー・チェン(ポーランド)を完封、杜凱琹(香港)も意地の勝利で第1戦に続き5番までもつれ込む。しかし、最後はハン・インがユ・フをストレートで突き放し、タルノブジェクが勝利。過去2度の決勝では苦杯が続いていたハン・インが2得点でチームに念願のタイトルをもたらした。
  • 2得点のハン・イン。チームに悲願のタイトルをもたらした(写真はTリーグでのプレー時)

  • サマラは2番で競り勝ち、大きな勝利(写真はTリーグでのプレー時)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●男子決勝第2戦
<オレンブルク(ロシア) 3-2 UMMC(ロシア)>
○サムソノフ 3、7、8 グルーツ
 オフチャロフ -8、-4、-9 方博○
○閣安 3、11、9 ガチーナ
 サムソノフ -9、-8、8、-5 方博○
○オフチャロフ 7、9、10 シバエフ
★オレンブルクが2シーズンぶり5度目の優勝

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ、男子優勝はオレンブルク! 第1戦に続き同じロシアのUMMCをラストまでもつれた接戦で下し、2シーズンぶりの王座に登り詰めた。
 逆転優勝を狙うUMMCは第1戦を欠場したグルーツ(デンマーク)を起用するも、サムソノフ(ベラルーシ)が完勝でオレンブルクが先取点。2番は方博(中国)がオフチャロフ(ドイツ)に第1戦のリベンジを果たし、前半は1-1のタイ。オレンブルクがこの日3番に起用した閣安(中国)がきっちりとポイントを奪うと、4番では方博がこの日2得点目を上げてUMMCも食らいついたが、ラストを締めたのは第1戦に続きオフチャロフ。シバエフ(ロシア)をストレートで下し、大熱戦に終止符を打った。
 オレンブルクはグループリーグから決勝まで、12試合全勝でチャンピオンに。5度の優勝すべてを経験しているサムソノフ、オフチャロフに、今シーズンからフレイタス(ポルトガル)、閣安が加入し、水谷隼(木下グループ)の抜けた穴をしっかりとカバーした。ちなみサムソノフは今回が自身13度目のチャンピオンズリーグ制覇(ボルシア・デュッセルドルフ/ドイツで3度、シャルロワ/ベルギーで5度、オレンブルクで5度)となった。
  • トップで勝利したサムソノフ。優勝に貢献し、自身13度目のECL制覇を達成(写真は2019年世界選手権)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●男子決勝第1戦
<オレンブルク(ロシア) 3-2 UMMC(ロシア)>
○オフチャロフ -8、6、-11、5、5 方博
 閣安 14、8、-9、-9、-7 ガチーナ○
○サムソノフ 9、10、-9、-8、10 シバエフ
 閣安 -5、-9、-6 方博○
○オフチャロフ -7、8、3、7 ガチーナ
※決勝第2戦は5月8日開催

●女子決勝第1戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-2 Dr.チャッスル(クロアチア)>
○顧若辰 5、8、7 リー・ジエ
 ハン・イン -4、-4、4、-6 倪夏蓮○
 サマラ 6、7、-4、-4、-9 ユ・フ○
○顧若辰 13、6、-8、9 倪夏蓮
○リー・チェン -8、11、8、4 リー・ジエ
※決勝第2戦は5月11日開催

 ヨーロッパチャンピオンズリーグはいよいよ決勝がスタート。男女ともに第1戦はラストまでもつれる接戦となり、オレンブルク、タルノブジェクが先勝した。
 ロシア勢対決の男子決勝はオレンブルク・オフチャロフ(ドイツ)が活躍。トップで劣勢から方博(中国)を下すと、ラストでも勝利。閣安(中国)が2失点と精彩を欠く中で、サムソノフ(ベラルーシ)の踏ん張りも光った。第1戦を奪ったオレンブルク、第2戦で勝利すれば2シーズンぶりのECL制覇となる。
 女子決勝は昨シーズン優勝のDr.チャッスルをタルノブジェクが下した。タルノブジェクは顧若辰(中国)が期待どおりの活躍で2勝。5番でリー・チェン(ポーランド)がリー・ジエ(オランダ)とのカット対決を制した。これまで2度の準優勝があるものの、優勝には手が届いていないタルノブジェク、悲願の初優勝に向けて王手をかけた。敗れたDr.チャッスルは55歳の倪夏蓮(ルクセンブルク)がハン・インを下すなど健在ぶりを見せた。
  • 2得点を上げたオフチャロフ(写真は2019年世界選手権)

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
●男子1部プレーオフ準決勝第2戦  ※()内はレギュラーシーズン順位
<ザールブリュッケン(3位) 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ(2位)>
○フランチスカ 11、7、7 シェルベリ
 ポランスキー -8、-7、-8 K.カールソン○
○ヨルジッチ -7、8、-10、10、9 ボル
○フランチスカ 5、12、6 K.カールソン
→ザールブリュッケンが決勝進出

<オクセンハウゼン(1位) 3-1 ベルクノイシュタッド(4位)>
○ゴーズィ 7、12、11 ドゥダ
 カルデラノ -6、-7、-6 ドリンコール○
○フェガール 7、8、12 ロブレス
○カルデラノ 7、5、8 ドゥダ
→オクセンハウゼンが決勝進出


 ブンデスリーガ男子1部はプレーオフ準決勝第2戦が行われ、第3戦を待たずに決勝に進む2チームが決定。4月5日の試合ではシーズン3位のザールブリュッケンが昨シーズンまで5連覇を続けていたボルシア・デュッセルドルフに2連勝で決勝へ。ザールブリュッケンはエースのフランチスカ(ドイツ)が2得点の活躍。さらに20歳のヨルジッチ(スロベニア)がボル(ドイツ)を下す殊勲の勝利で下克上を果たした。
 4月7日に行われたもうひと試合も、第1戦で勝利していたオクセンハウゼンが2連勝で決勝進出を決めた。カルデラノ(ブラジル)がドリンコール(イングランド)に敗れる誤算も、その他をしっかり押さえたオクセンハウゼン。シーズン1位の貫禄を見せる勝利で2年連続のファイナルに乗り込む。
 6連覇の夢が潰えたボルシア・デュッセルドルフは昨シーズンはブンデスリーガ、ドイツカップ、ヨーロッパチャンピオンズリーグの3冠を達成したが、今シーズンはタイトルなしに終わった。来シーズンに向けて、すでにアチャンタ(インド)がチームを去り、新たにワルサー(ドイツ)の加入が発表されているが、再び覇権を取り戻せるか。
 プレーオフ決勝は世界選手権終了後の5月25日に開催される。
  • 第1戦に続き2得点を叩き出したフランチスカ(写真は2018年グランドファイナル)

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
●男子1部プレーオフ準決勝第1戦  ※()内はレギュラーシーズン順位
<オクセンハウゼン(1位) 3-1 ベルクノイシュタッド(4位)>
○カルデラノ 8、9、8 ドリンコール
 ゴーズィ 8、-7、-9、8、-9 ロブレス○
○フェガール 8、9、4 ドゥダ
○カルデラノ 2、7、-9、10 ロブレス

<ザールブリュッケン(3位) 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ(2位)>
 ポランスキー 8、-6、-4、9、-3 ボル○
○フランチスカ 12、7、7 アチャンタ
 ヨルジッチ -7、-5、-7 K.カールソン○
○フランチスカ 8、6、11 ボル
○ヨルジッチ/ポランスキー 3、6、-9、9 アチャンタ/K.カールソン


 ドイツ・ブンデスリーガ1部はプレーオフ準決勝がスタート。準決勝は3試合制で開催される。
 レギュラーシーズン1位のオクセンハウゼンは、今シーズン躍進を見せてプレーオフに進んだベルクノイシュタッドから先勝。ゴーズィ(フランス)がロブレス(スペイン)に敗れる誤算も、カルデラノ(ブラジル)が2得点の活躍でベルクノイシュタッドを振り切った。
 昨シーズンまで5連覇中のボルシア・デュッセルドルフはザールブリュッケンに競り負け、後がなくなった。ザールブリュッケンはエースのフランチスカ(ドイツ)がシングルスで2点取り、若手のヨルジッチ(スロベニア)とポランスキー(チェコ)がラストのダブルスを締めて3選手全員でポイントを奪って勝利をあげた。
 準決勝第2戦はザールブリュッケンvs.ボルシア・デュッセルドルフが4月5日、ベルクノイシュタッドvs.オクセンハウゼンが4月7日に開催される。
  • 2得点で勝利に貢献したカルデラノ(写真は2018年ワールドツアー・グランドファイナル)