●混合ダブルス決勝
許シン/梁夏銀(中国/韓国) 7、8、4、6 吉村真晴/石川佳純(日本)
混合ダブルス決勝に挑んだ吉村/石川は銀メダル…!
許シン/梁夏銀は、左肩を傷めた影響が心配された許シンが、気合いの入ったプレー。シングルスで敗れたことで、この混合ダブルス決勝の重要度が増した部分もあるだろう。試合の序盤、許シンの回転量の多いフォアドライブに、吉村/石川はミスが多くなり、ペースをつかめなかった。
そして梁夏銀は一発の強打はないものの、吉村の変化サービスも手堅くレシーブ。昨日の準決勝でキム・ジョン(北朝鮮)がレシーブミスを連発していたが、梁夏銀のレシーブは安定していた。吉村/石川としては、1ー5のビハインドから5点連取で6ー5と逆転して第2ゲームを取りたかったが、許シンのフォアドライブにしてやられた。
それでも試合後のプレスカンファレンス(記者発表)で、吉村は世界中のメディアを前にこう語った。「この世界戦にむけて、自分でどうすればより良いプレーができるかを考えてきて、NT合宿がはじまって1カ月みっちり石川さんと練習してきた。今回38年ぶりに銀メダルがとれたのはすごくうれしく思いますし、この先の卓球人生にとってもターニングポイントになると思っています」。世界で活躍する石川も、個人戦では初のメダル。ここからふたりの、より一層の飛躍に期待しよう。