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世界卓球 パリからジュテーム速報
~伊藤条太のお前にトリコロール!~

2ゲーム目、序盤から0-7まで行ったのはさすがにきつかった。
相手は韓国の世界ランク166位のパク・ソンヘ。長身のドライブ型だ。
またフランス選手の試合があったのだが、こんどはなんと、競り合ってフランス選手が得点すると、クィーンの「ウィーウィルロックユー」のイントロそっくのドラムと手拍子のBGMがループで流れるのだ。当然観客はそれに合わせて怒号のような手拍子をする。

怖いよー。やりたくねー。
よしっ。1回戦突破だ。よかったよかった。

ミックスゾーンでの囲み取材の平野。
「ダブルスではやったことがあるけどシングルスは初めての相手だったので何をしてくるかわからなかった」と語った。
平野、3ゲームを立て続けに奪取。
平野の相手はポーランドのシマンスカ(WR212)というカットマンだ。

「カット打ちシマンスカ」と唾棄すべき駄洒落を、柳澤が無視するので聞こえていないと思って何度も繰り返す今野編集長。こんなレベルだとわかっていたら誰も講演など頼まなかっただろう。
会場が一度暗くなってライトショーになり、平野が入場してきた。種目が変わるごとにこのようなプレゼンテーションをするようだ。まったくいちいちなんてかっこいいんだろうか。
そして観客の人数にそぐわないサッカースタジアムのようななめらかな歓声。まさかとは思うが、録音した歓声をスピーカーから流してはいないだろうか。不自然だけど嫌がうえにも興奮する。
もうすぐ平野の女子シングルス1回戦だ。日本時間夜7時。その後45分刻みで福原、石川と試合が続く。いいねえ。テレビ東京もがんばってほしい。

先ほどの混合ダブルスで、フランスとウクライナの試合をやっていたのだが、会場のフランスへの応援がすごい。2009年横浜大会のときに会場で配っていた「バタフライ」と書いた細長い風船みたいなのを叩いての大歓声だ。フランスと戦うのが怖い。日本とやるときだけはバタフライにその棒を回収してもらいたい。
サブアリーナで行われていた松平賢/若宮ペアも2回戦を突破した。
よいよい。かつて日本選手が1回戦で負けることも珍しくなかった時代を思うと感慨深い。
最後は11-6で勝った。インドの検討を讃えたい。見かけよりずっと強かった。
それにしても今やどこの国でも台上バックハンドドライブが当たり前だ。こんな時代が来るとは思わなかった。