昨年の全日本選手権は土曜日に最も観客が入った。女子シングルスが決勝まで行われる日だったからなのか。
しかも、決勝は福原愛(ANA)対石川佳純(全農)というロンドン五輪銀メダリストの対決。かつ、卓球界を代表する2大スターの試合で、会場も大いに盛り上がった。テレビのスポーツニュースなどで、全日本選手権を知った多くの一般の人も観に来たのではないだろうか。
今年もこの二人の安定ぶりは変わらない。そこにやはり五輪銀メダリストの元女王・平野早矢香(ミキハウス)もからんでくるだろう。しかし、何が起きるかわからないのも「全日本」なのだ。今年も「全日本の魔物」は姿を見せるのだろうか。
しかし、卓球をよく知る愛好者は、最終日の迫力ある男子シングルスに注目する。準々決勝からの熱戦が観戦できる。
来週火曜日、14日からいよいよ天下分け目の決戦、「全日本」が始まる。上位進出を狙う選手たちの緊張感は最高度まで高まっている。
全国から卓球の猛者が東京に集まり、会場は総武線の千駄ヶ谷駅前の東京体育館。期間中は会場そばの新宿、渋谷、はたまた池袋などの駅周辺では卓球メーカーのウインドブレーカーやウォーマーを来た選手、関係者を多く見かける。