7月18日、大会最終日を迎えた第35回全日本クラブ選手権は、男女1部の準々決勝〜決勝が行われ、男子1部はTTC浦和・土合(つちあい)B(埼玉)が5年ぶり2回目の優勝。女子1部はMILFLUR(東京)が3連覇を達成した。
●男子1部
優勝:TTC浦和・土合B(埼玉)
準優勝:流山アストロズ(千葉)
3位:リトルキングスA(神奈川)、MD相模(神奈川)
●女子1部
優勝:MILFLUR(東京)
準優勝:ROSE(東京)
3位:Lili(東京)、九十九(東京)
男子1部決勝は、準決勝でリトルキングスA(神奈川)に競り勝ったTTC浦和・土合Bと、準々決勝でT.O.M&卓球三昧(東京)、準決勝でMD相模(神奈川)との大激戦を制して勝ち上がった古豪・流山アストロズ(千葉)の対戦。
TTC浦和・土合Bは、確実な得点源だった胡彦广が単複で2失点の誤算。シングルスは大塚に敗れ、西沢と組んだダブルスでも森下/大塚ペアに逆転負けを喫した。しかし、4番で西沢が森下とのエース対決をストレートで制し、勝負はラストへ。これまでなかなか勝ち星に恵まれなかった大田が、吹っ切れたようなパワードライブの連打で、竹之内を相手に0ー2から大逆転勝利を収めた。
女子1部で、22〜24年大会のロイヤルクラブ(滋賀)以来となる3連覇を飾ったMILFLUR(ミルフルー)は、今年は苦しんだ。早稲田大OGメンバーで構成され、実力は折り紙付きだが、準々決勝のフォーネット(愛媛)戦では、ダブルスとエース森田(旧姓:照井)が敗れ、準決勝のLili(東京)戦では安定感抜群だったカットの亀崎が玉木に敗れた。しかし、選手層の厚さと競った時の集中力を見せ、決勝ではROSE(東京)にストレート勝ち。
文大杉並高OGチームのROSEも、準々決勝でT.O.M(東京)、準決勝で九十九(つくも/東京)という強豪を下す活躍。平均年齢21歳の若さで、女子1部の台風の目となった。