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 ベルギーのベルビエで行われている男子ワールドカップ。世界の各大陸から強豪選手が集結。ヨーロッパ選手権に不参加だったボル(ドイツ)までが参戦している。賞金総額は15万ドル(約1480万円)、優勝賞金が440万円の、ITTF(国際卓球連盟)が主催するワールドイベントのひとつだ。
 各大陸の代表が集まる大会なのに、日本選手の参加はない。アジアからの代表は許昕(中国)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)、閻安(中国)、江天一(香港)、唐鵬(香港)、陳建安(チャイニーズタイペイ)、鄭栄植(韓国)の7選手。日本の水谷隼、丹羽孝希、松平健太が名前を連ねても何らおかしくない顔ぶれだ。
 しかし、大会概要、参加資格を読んでいくと、この大会がアジアカップの成績を重要視していることがわかる。従来、日本卓球協会はアジアカップには若手などの選手を派遣し、かつワールドカップも今まではアジアカップの成績を選考基準には設けてこなかった経緯がある。
 4月に行われた香港でのアジアカップには、5月の世界選手権の直前ということもあり、日本卓球協会からの派遣はパリ大会に選ばれていなかった若手の村松雄斗(JOCエリートアカデミー)で、第1ステージで敗退しているために、今回のワールドカップにもノミネートされていない。
 今回ワールドカップに日本選手がいないのは残念だが、今後アジアカップへの選手選考をトップ選手に切り替えることになるだろう。