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 現在発売中の卓球王国12月号で特集した「フェアプレーとは何か」に多くの意見が寄せられています。また、読者からの熱い電話もいただきました。
 総じて、今回の前原正浩専務理事のインタビューでは、まだまだ「フェアプレーを論じるには編集部の突っ込みも浅い」という意見でした。「よくぞ特集してくれました」という意見もあれば、このように、編集部としての突っ込みと見解が甘い、前原専務理事にはもっと深く語ってほしかった、あれはフェアプレーというよりも人として当たり前のことだ、という意見などもありました。
 また、試合後の握手は選手の表現だから人それぞれでいいはず、という意見のありましたが、試合をして握手もしないことは、スポーツマンとして恥ずべき行為ではないでしょうか。表現ではなく、マナーでしょう。そういう意味では、確かにこれはフェアプレー以前の「マナー」の話かもしれません。
 インターハイでの相手を威嚇するガッツポーズについてWEBに書いたところ、「あれは明らかにバッドマナーだ。問題提起すべきだ」という意見も寄せられました。
 
 これだけの反響があったということは、この「フェアプレー」というテーマに、読者やWEBのビジターの方の関心が高いことを示しています。

 当然、さらに突っ込んだ「フェアプレー」に関しての第2弾もなるべく早い段階でやることになります。また日本卓球協会も子どもたちや指導者を啓発するような指導リーフレットの作成にも取りかかっています。こういうものはすでに日本サッカー協会などは作っているのですが、逆に言えば、卓球でも近年、子どもたちの試合、またインターハイなどでも選手、スポーツマン、いや人間としてのモラルの低下が目立っている証拠かもしれません。残念ですが。
 下の写真は世界選手権パリ大会の松平健太選手。勝っても負けてもここで試合は完結する。負けて悔しいのは当たり前。しかし、相手へのリスペクトを込めた握手がスポーツマンとしての基本であることは言うまでもありません。
 
  • 世界選手権パリ大会の松平健太選手。負けても、相手の目を見てしっかりと握手を交わす