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 ブンデスリーガ2部でプレーする選手たちが「プレーできなくなるピンチ」に陥っている。
 インターハイチャンピオンの森薗政崇(青森山田高・フリッケンハオゼンのセカンドチーム所属)や小澤吉大(ユーリッヒ)などはすでにブンデスリーガ2部で活躍しているが、10月18日から施行されているEU(欧州連合加盟国)の新しい滞在ルールによって、今シーズンのプレーができなくなる危機に見舞われているのだ。
 今までは、180日でリセットできたために、不法滞在(オーバーステイ)にならなかったのだが、新しいルールでは、「過去180日(ほぼ半年間)以内に90日(ほぼ3カ月間)を越えて滞在はできない」というもの。過去180日内で合計日数が90日を超えたら、次に入国できるのは半年後になる。これはEU内での不法滞在を防ぐためにできたルールと言われている。
 ブンデスリーガ1部でプレーしている選手は就労ビザ(ワーキングビザ)が義務づけされているので、丹羽孝希(明治大・フリッケンハオゼン)や吉田雅己(愛工大・グレンツァオ)、吉村真晴(愛工大・ハーゲン)などは就労ビザでプレーを取得している。 
 ところが、今まで2部などでプレーしていた日本選手は就労ビザがない限りは3カ月以内でしかプレーができないことになる。ブンデスリーガなど、ヨーロッパのプロリーグは8月末から4月までの約8カ月間がシーズンだったが、日本選手の有望な選手たちの活動が制限されるかもしれない事態になっている。この問題をクリアしなければ(就労ビザを発給してもらわないと)、今後日本選手が2部リーグでプレーするのは非常に難しくなるだろう。