スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 ヨーロッパのジュニア男子ではここ数年、フランスが勝ち続けてきた。ヨーロッパユース選手権でもほぼタイトルを独占してきたが、モロッコで開催された世界ジュニア選手権では男子団体で3位に進んだものの、シングルスではベスト16に一人しか入れなかった。
 
 ジュニアでは強いフランスの男子をいかにシニア(一般)で強くするのかが課題と言われてきたのだが、マテネやゴーズィも思ったように伸びなかった。そして、さらにこの夏、フランス男子チームのスタッフがほぼ総退陣していたことがわかった。
 ヨーロッパの中では盤石と言われたフランスの男子チームは、長く強化部長にミッシェル・ガダル(元世界チャンピオンのガシアンのコーチ)氏、代表チームの前監督で、ジュニア育成担当コーチだったミッシェル・ブロンデル氏の体制で、その下に情熱的なコーチ陣が顔をそろえていた。
 ところが、強化スタッフとフランス協会との確執と不協和で、この夏、契約やら強化方針を巡って現場と協会が対立。スタッフの多くが辞めたのだ。(いまだ法廷闘争中)
 残ったのは元五輪メダリストのパトリック・シーラ氏。唯一、ヨーロッパで組織的なジュニア強化を進めていたフランスがこの有様なので、「ヨーロッパ復活」は当分難しそうだ。
  • 長くフランス卓球界を支えてきたミッシェル・ブロンデル氏は卓球協会を去った