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 ITTFワールドツアー・カタールオープンは2月23日に大会最終日を迎え、男子シングルスは許シン、女子シングルスは胡麗梅が優勝を果たした。

 男子第2シードの許シンは2回戦でイオニス(ギリシャ)、3回戦で陳衛星(オーストリア)というカット勢に完勝し、準々決勝以降も全く危なげない戦いぶり。準決勝での対戦が予想された樊振東(中国)が、3回戦で趙彦来(韓国)に敗れたことで、当たりも楽になったか。決勝では荘智淵(チャイニーズタイペイ)を4ー1で下し、ワールドツアー9勝目をあげた。
 女子シングルス優勝の胡麗梅は、これがワールドツアー初優勝。昨年の世界選手権パリ大会で代表権を勝ち取り、世界デビューを果たしたカット主戦型。決勝では、粘り強いカット打ちを見せるベテランのリュウ・ジャ(オーストリア)を4ー2で振り切った。李暁霞・丁寧・劉詩ウェンといったトップクラスが欠場したとはいえ、世界代表の意地を見せた形だ。

 なお、男子シングルスで優勝候補筆頭にあげられていた第1シードの馬龍(中国)が、3回戦の陳建安(チャイニーズタイペイ)戦を棄権。2回戦で塩野真人(日本)のカットを打ったことで、右肩を傷めたという。さすがは魂のチョッパー・塩野、彼がJA全農世界卓球の団体メンバーに名を連ねたことで、日本のライバルチームはオーダーに頭を悩ませそうだ。

【カタールオープン各種目の優勝者】
●男子シングルス:許シン(中国)
●女子シングルス:胡麗梅(中国)
●男子ダブルス:趙彦来/徐賢徳(韓国)
●女子ダブルス:李皓晴/呉穎嵐(香港)
●U-21男子シングルス:フロール(フランス)
●U-21女子シングルス:P.ゾルヤ(ドイツ)