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2月19日付 カタールの『ドーハ・スタジアム・プラス』誌のシャララ会長へのインタビューの続き
————卓球をより人気のあるスポーツにするためにどのような計画がありますか?
シャララ●世界でベスト5に入るくらい人気のあるスポーツにしたいです。まずは中国選手が多く参加しない、特別なイベントを開催します。ワールドカップでは世界から16名の選手が参加しますが、ひとつの国から2選手しか出場できません。
 また、スポーツとエンターテイメントが混在したイベントも企画したいと思っています。最近ではホームページで「トリックショット対決」を実施しました。自分自身でトリックショットを撮影し、応募してもらうというものでしたが、大成功でした。このイベントだけで、サイトへのアクセス数が450万回にも上りました。勝者はスペインの方で、ドバイでのワールドツアー・グランドファイナルへの招待が優勝賞品でした。このようなイベントには多くの関心が集まります。

————ボールの変更をするのですか?
シャララ●科学技術的なことでスピードを落とすつもりです。実際に科学技術のテストを開発し(ラケットの)弾みの制限を設けます。中国選手がスイングしたボールを見ることは難しいです。これは速度を落とさないといけないということです。また、ボールの変更も行います。FIFA(国際サッカー連盟)はサッカーボールをより軽くし、スピードを速めました。しかし、私たちは回転を少なくし弾みを抑えるために、セルロイドからプラスチックに変更します。試合のスピードを少し遅くしたいのです。7月1日からの変更となりますが、卓球界にとって非常に大きな変更になると思います。

————ラケットに変更はありますか?
シャララ●過去にいろいろな方法でラケットの変更を試みましたが、選手は常に私たちの前を走っていました。彼らは別な手段を試し、行動をより速く起こしました。現在、私たちはラケットを外側から測ることに決めました。ラケットにも同様に弾みの制限を設けます。これは来年から実施する予定です。しかし、卓球台の大きさに変更はありません。

————中東での試合はどうですか?
シャララ●卓球は中東で組織的な部分で成長しました。現在私たちはモロッコ、エジプト、クウェート、カタールでワールドツアーを開催しています。来年はバーレーンでも行います。組織的な部分ではかなり成長していまが、アマチュアの選手が多いため参加選手は制限されます。私たちは試合をより真剣にプレーするという考えを、もっと説明していかなくてはなりません。
 また、アラブ諸国内、またはアラブ対アフリカ諸国での試合を計画しています。カタールオープンにほんの少数のアラブ諸国選手の参加を見るのは悲しいのです。上達したいならば彼らは考えを変え、そして強い選手と戦わないといけません。地域的にはカタールの選手は上達しています。しかし、アジアのレベルと比べるとまだまだ大きな差があります。

※訳訂正=赤字(3/10)

原文(英文):Doha Stadium Plus↓ 
http://www.dohastadiumplusqatar.com/level-playing-field/
  • ITTFシャララ会長(写真は13年世界選手権パリ大会)