速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成28年度全日本選手権速報

●ジュニア男子2回戦
戸上(野田学園中) 3ー1 櫻井(実践学園高)

野田学園中3年の戸上隼輔がジュニア男子2回戦に登場。第3ゲームを落としたものの、順当に初戦を突破した。「野田学園にない台だったので、最初はちょっと緊張した。感触などを確かめながらプレーしましたが、良い感じで自分にフィットして、良い初戦だったと思います」と試合を振り返った。

まだ中学3年生とはいえ、戸上のスイングスピードの速さは国内でもトップクラスだ。両ハンドのカウンタードライブは目を見張るほど速い。プラスチックボールの中でも硬めの『Gボール40+』(バタフライ/今大会の統一球)は、戸上のような強打者にマッチするだろう。野田学園は普段の練習でもGボールを使用しており、戸上自身も「Gボールは得意なボールです」と語る。また、戸上は小学生時代から体幹トレーニングに力を入れており、スイングスピードを上げるコツは「スイングの時に体幹を意識すること」だという。

「去年木造選手に負けたので、今年こそ木造選手に勝ちたい。全中でも張本に負けたので、今回は勝ちたいと思います。自分の持ち味はフットワークとスイングスピードですが、台上プレーがまだ弱い部分があるので、そこを強化してきました」(戸上)。昨年の全日本団体では、JNT(ジュニアナショナルチーム)の一員として、実業団のトップ選手とも互角以上に戦った。ジュニア男子でも間違いなく優勝候補の一角だ。