速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成28年度全日本選手権速報

 今年度に尚志学園高から改称した、北海道札幌市の北海道科学大高。北科大高の3年生・吉川が、一般男子シングルスに初出場。「初戦を突破して御内さん(シチズン時計)と当たりたい」という目標だったが、法政大の大槻に1-3で敗れ、悔しさをにじませた。

 181cmの恵まれた体格で、中陣でのフォアドライブの打撃戦では互角以上にわたりあった吉川。1ゲーム目を打撃戦で制しガッツポーズを連発したが、2ゲーム目以降は経験と台上にまさる大槻が、吉川の強打を封じ、逆に的確な両ハンドドライブで得点を重ねた。

 「大きいラリーに目がいきすぎて、台上など細かい技術がダメだった。相手はレシーブからの4球目などもうまく、自分もそのような台上からの展開などをもっとしっかり追い詰めてやっていく必要を感じた」と反省しきりの吉川。打ち合いでの強さは折り紙付き。北の大地が生んだ大型プレーヤーは、また来年スケールアップしてこの全日本に戻ってきてほしい。


●男子シングルス1回戦
大槻周瑛(法政大) -7,8,9,2 吉川充起(北海道科学大高)
  • 1ゲームを取るにとどまった吉川