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平成28年度全日本選手権速報

 東山高から早稲田大へ進学し、日鉄住金物流に就職した足立智哉が今大会で引退を発表。前陣でのバックドライブの快帯で相手を台から下げて、フォアのカウンターで仕留めるドライブ速攻プレーは爽快のひとこと。関東学生リーグでは何度もラストで劇的な試合を展開し、後輩の笠原弘光(協和発酵キリン)、御内健太郎(シチズン)とともに、早稲田時代を作った。

 「8歳から卓球を始めて、今28歳。20年の卓球人生でした。最後の試合と思って、すごくやりこんできましたから、悔いはないですね。親も見に来てくれたので、うれしかったです。
 この緊張感で卓球がもうできないのかと思うと寂しいですね。団体戦の後半で試合ができるあの緊張感、なかなか経験できるものじゃない。楽しかったです。
 今後は会社に残り、仕事をします。昨年結婚したので、家庭も大事にしたいです。でもまた卓球がやりたくなると思いますから、周りが誘ってくれればクラブ選手権とか出たいですね。今度は楽しく卓球と付き合いたいと思います」(足立)
  • フォアでねじこむ執念のボールも足立の代名詞

  • 20年間、走り続けた足立。お疲れ様でした