東山高から早稲田大へ進学し、日鉄住金物流に就職した足立智哉が今大会で引退を発表。前陣でのバックドライブの快帯で相手を台から下げて、フォアのカウンターで仕留めるドライブ速攻プレーは爽快のひとこと。関東学生リーグでは何度もラストで劇的な試合を展開し、後輩の笠原弘光(協和発酵キリン)、御内健太郎(シチズン)とともに、早稲田時代を作った。
「8歳から卓球を始めて、今28歳。20年の卓球人生でした。最後の試合と思って、すごくやりこんできましたから、悔いはないですね。親も見に来てくれたので、うれしかったです。
この緊張感で卓球がもうできないのかと思うと寂しいですね。団体戦の後半で試合ができるあの緊張感、なかなか経験できるものじゃない。楽しかったです。
今後は会社に残り、仕事をします。昨年結婚したので、家庭も大事にしたいです。でもまた卓球がやりたくなると思いますから、周りが誘ってくれればクラブ選手権とか出たいですね。今度は楽しく卓球と付き合いたいと思います」(足立)