速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成28年度全日本選手権速報

●男子シングルス4回戦
平野(協和発酵キリン) 9、7、9、12 張本(JOCエリートアカデミー)
丹羽(明治大) 6、4、ー9、ー10、5、7 時吉(ZEOS)
水谷(beacon.LAB) ー10、4、5、3、4 加藤(シチズン時計)

一般シングルスでどこまで勝ち上がるか注目された張本、その前に平野友樹が立ちはだかった!
「技術的には相手のほうが上だけど、あまりブロックに強くないなというイメージがあったので、ブロックならブロック、打つなら打つというメリハリのあるプレーを心がけました。一番の勝因はブロックですね。打たれることに怖さはなかった」(平野)。張本は平野のブロックを打ち切れず、ブロックで振り回していったボールを平野は中陣からフットワークを駆使して打ち返し、ラリーでの力比べになるとやはり平野が上。「打つ時は徹底してコースはミドル。サービスはなるべく切ってゆっくり持ち上げさせる、あとは長いサービスからの展開で攻めました。ボールに慣れられて4ー3くらいになるかなと思っていたので、幸運だった部分はありますね」(平野)。

丹羽と水谷はゲームを落としながらも、確実に5回戦へ駒を進めた。丹羽はラリー戦になると、時吉の高い打球点から叩き込む両ハンド強打に苦しんだが、第5ゲーム以降はアップサービスの割合を増やしてレシーブミスを誘い、振り切った。第1ゲームから集中力高く、体のキレも良さそうだ。初戦が接戦となったことで、明日以降も引き締めて戦えるのではないか。

水谷も第1ゲームは落としたものの、第2ゲーム以降は危なげない内容。序盤からバックハンドの割合が多く、思い切り動くというよりは、台の弾みやボールの飛び方を確認しているように見えた。
  • 張本を退けた平野

  • 4回戦敗退となった張本