今年もやります!ミニ用具のこだわり!
全日本選手権、開幕は混合ダブルスの1回戦。
早速目についたのは、裏面を貼らずに戦うペンホルダーの柿崎実華選手(金城大/東奥学園)だ。
下山優樹選手(専修大/青森山田高卒)とは高校が同じ青森ということで県予選に出場。
練習なしの一発勝負で青森県予選を優勝したという。
柿崎選手の使用用具はAP(ニッタク)にファスタークG-1(ニッタク)
APといえば、左ペン表ソフトの天才肌・渡辺将人氏(シチズン)が使用していたことで有名。9㎜の桧単板で威力とコントロールを兼備している。
「超特選を使っていたけど、1年前に割れてしまって、APに変えました。お父さんがこれが良いって、勧めてくれました。超特選もお父さんからです。最初から単板で合板は使ったことがないんです。裏面は一度貼ったことがありますが、手首が痛くてやめました。
角丸型を使っているのは、振り遅れを解消するためです。角型を使ったらすごくドライブがかかったけど、戻りが遅くなって、連打が遅れてしまった。私はスマッシュも使うので、連打で遅れたくないんです。ドライブもスマッシュも使うなら角丸型のほうがいいなと思います。
ラバーのファスタークG-1もお父さんのオススメですね。発売したときからずっと使っています」(柿崎)
パートナーの下山選手はインナーフォースZLCに両面テナジー05という王道のパターンだ。しかし、こだわりは旧インナーフォースZLCという点だ。
「今発売しているレイヤーではなくて、昔のインナーフォースZLCが良いです。ブレードが大きくて球持ちも良くて弾みます。今のレイヤーは少し弾みが落ちました。このラケットが折れてしまったら怖いですね。それくらい気に入っています。
ラバーはテナジー05。以前はバックに64を貼っていましたが、プラボールになってボールが硬くなったので05にしました。硬いラバーのほうが良いボールが出ると思います。
組み合わせ的には自分の力で打てます。水谷隼ZLCみたいな勝手に飛んでしまうラケットではないですね。ぼくは威力で勝負するタイプではないので、弾みよりもコントロールを大事にしています」(下山)