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2017世界卓球デュッセルドルフ大会速報

 午前11時にメイン会場に現れた中国チーム。馬龍、樊振東、許昕、張継科のビッグ4を筆頭に、各コートで快音を鳴らしていた。1本1本、2本2本のフットワーク練習など、内容はごくごく一般的だが、ボールの質は別格。常に最適な打球点を逃さずに、強烈で正確な打球を放っていた。

 その中でも丁寧だけは武楊を相手に1時間ぶっ通しでカット打ち。アジア選手権では平野美宇に敗れたが、本来は対カットに不安を残す丁寧。近年は克服したかと思われたが、昨年の世界選手権のオランダ戦でリー・ジエに敗戦の瀬戸際まで追い込まれて、再び対カットに不安を残している。総合力がなければ世界チャンピオンにはなれない。今回、丁寧が優勝すれば王楠(99・01・03年)以来となる世界選手権3度目の優勝となるだけに、不安要素は少しでも払拭する構えだ。
  • ひたすら武楊のカットを打っていた丁寧

  • 樊振東のバックハンドの打球点は驚異的に早い

  • 今大会に復活を期す張継科

  • 新たに担当コーチとなった劉国正が、張継科を見守る