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2017世界卓球デュッセルドルフ大会速報

●女子シングルス2回戦
石川 3、6、3、4 ノスコワ(ロシア)
佐藤 5、4、6、6 鄭先知(チャイニーズタイペイ)
伊藤 10、10、ー9、4、11 エーラント(オランダ)
加藤 8、5、ー8、13、ー9、6 呉穎嵐(香港)

女子シングルス2回戦、すでにお伝えした平野の勝利に続き、日本の4選手はいずれも勝利。ベスト32に勝ち残り、明日の3回戦進出を決めた。

石川はバックハンド主戦で攻めの遅いノスコワを、バックハンドの緩急と強烈なフォアのカウンタードライブでノックアウト。会心のゲームを見せ、「練習どおりのことができたし、良いプレーもありました」と充実のコメント。石川と同時に試合に入った佐藤も、鉄壁のバックカットで鄭先知にスマッシュを打たれても盛り返し、完勝した。

加藤は呉穎嵐に対し、中盤で大量リードを奪った5ゲーム目に守りに入って落としたが、それでも6ゲーム目をきっちり勝ちきったのはさすが。「緊張しました。まずは1ゲームを取ろうと思って試合に入りました。意識しちゃダメと思いながらも、どうしても勝ちを意識してしまって、5ゲーム目を逆転で落としてしまった。リードすると勝ちを意識してしまい、ラリーのテンポが少し遅れてしまう。最後は気持ちと思ってやり切りました」(加藤)。

そして伊藤は、女子シングルス1回戦や女子ダブルス2回戦での苦戦で、ようやく目が覚めてきたか。エーラント戦の中盤から、伊藤らしい意外性のあるスマッシュが増え、何より表情に明るさが出てきた。1回戦のグイ・リン戦はずっと表情を曇らせたままで試合をしていたからだ。第1ゲーム10ー8、第2ゲーム10ー7のゲームポイントからいずれもジュースに追いつかれ、まだ完全に復調とは言えないが、「競っていてもしっかりゲームを取れたことが勝ちにつながった。1回戦は内容は全然ダメだったけど、それを乗り切れたから(2回戦では)ジュースや2点差のゲームも取れたし、自分を成長させてくれた試合でした」と試合後に語った。
  • サービス・レシーブから自信に満ちたプレーを見せた石川

  • ノスコワは石川の猛攻になすすべなし

  • 加藤、呉穎嵐との接戦を制す

  • 佐藤に敗れた16年世界団体戦のヒロイン、鄭先知